【対潜ヘリコプター】(たいせんへりこぷたー)

対潜機の任務を担うヘリコプター
磁気捜索装置ソノブイなどによって敵性潜水艦を探知し、爆雷対潜魚雷などで攻撃する。

陸上基地から運用されることもあるが、水上艦に搭載されて運用されることが多い。
ヘリコプター航続距離こそ短いが、駆逐艦フリゲートなどの小さな艦に搭載することもできるため、水上艦の対潜能力を大幅に向上させる存在である*1

領土を海に囲まれた日本の防衛にとって、護衛艦哨戒機と並んで重要な装備のひとつであるが、近年では「不審船対策」や「災害派遣」など任務の多様化にともない、海上自衛隊では「哨戒ヘリコプター」と改称している。

近年のSH-60Kは、対水上艦任務のためにAGM-114Mを運用したり、輸送任務のために対潜機材を降ろしたりすることができるなど、汎用性が重視されている。

代表的な機種


*1 近年、欧州の海軍では駆逐艦フリゲートには対潜魚雷以外の対潜兵装を搭載せず、敵性潜水艦の探知(及び攻撃)をヘリコプターに依存する傾向にあるという。

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