【制空戦闘機】(せいくうせんとうき)

航空優勢(制空権)の確保を目的として生まれた戦闘機

本来戦闘機とは航空優勢の確保が主任務であり、この意味で制空戦闘機は単なる戦闘機と同義であるが、かつて航空機の設計には制限が大きく、航続距離、運動性、加速力、上昇力、ペイロードといった性能を同時に満たすことが難しかった。
こういった時代に、加速力と上昇力を重視した迎撃戦闘機や、ペイロードと低空侵攻力を重視した戦闘爆撃機などと区別して、作戦行動半径や運動性を重視したものを特に制空戦闘機と呼んだ。

現代では戦闘機の能力が向上してマルチロール化が進んだため、特に意識して区別されることは少ない。


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