【水轟5】(すいごうご)

哈爾浜(ハルビン) 水轟5型(SH-5)

中華人民共和国の哈爾浜飛機製造公司?が老朽化した旧ソ連製Be-6?飛行艇の後継として開発した哨戒飛行艇
1970年代前半から開発が開始され、1976年4月に初飛行した。

日本のUS-1PS-1飛行艇同様の消波装置を胴体前部に持つ。
機首廻りのデザインはソ連のBe-12?に類似している。
収納式の脚を装備しているが、陸上基地への揚陸および移動用(ビーチングギア)で、この脚を使っての離着陸はできない。

魚雷爆弾爆雷などを装備するほか*1、胴体尾部にはMADブームを装備し、胴体後部にソノブイおよび救難機材の収容庫を有している。
対潜哨戒以外にも捜索救難、人員・資材輸送などの任務に従事する能力を有する。

スペックデータ

乗員8+3名
全長38.90m
全高9.80m
全幅36.00m
空虚重量26,500kg
エンジン哈爾浜(ハルビン) 渦奬5甲C ターボプロップ(出力3,150hp)×4基
速度
(最大/巡航)
555km/h / 450km/h
航続距離4,750km
実用上昇限度10,250m
固定武装23I型23mm連装機関砲×1基
兵装爆弾爆雷魚雷等約6トンを搭載可能。



*1 ラムジェット推進の鷹撃1型(YJ-1/C-101)対艦ミサイルも装備する予定だったが、開発が難航したため断念している。

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