【小月航空基地】(おづきこうくうきち)

JMSDF Oduki Air Base.

概要
IATAなし
ICAORJOZ
滑走路899m×46m(12/30)・コンクリート
1,201m×61m(17/35)・アスファルト


山口県下関市に所在する、防衛省海上自衛隊)所管の軍用飛行場
小月教育航空群が所在し、海上自衛隊の全航空機搭乗員の基礎訓練を任務としている。

この他、海上保安庁からの委託により航空機搭乗員の訓練も受け持っており、少数の海上保安官も所在している。

また、基地の近隣には「小月泊地」が設定されており、海上自衛隊の艦船US-1/US-2飛行艇の停泊・離着水が行われている。

本飛行場のルーツは、大東亜戦争開戦前の1940年に逓信省(現在の総務省・日本郵政グループの前身)*1によって作られた「下関飛行場」に始まる。
完成後まもなく陸軍が接収して「下関陸軍飛行場」となり、飛行第4戦隊*2が駐留して夜間戦闘機の乗員錬成にあたったほか、本土防空戦にも従事した。

終戦後は日本国内の他の飛行場と同様に連合国軍に接収されたが、1950年に接収解除。
同年、警察予備隊の訓練所が開設され、以後保安隊→防衛庁航空自衛隊海上自衛隊)の航空基地となって現在に至っている。

主な部隊

  • 小月教育航空群
    • 小月教育航空隊
    • 第201教育飛行隊(T-5を配備、ホワイトアローズの機体としても使用)
    • 第201整備補給隊
    • 小月航空基地隊
    • 小月警務分遣隊


*1 当時の日本では、民間航空に関する行政事務は郵政官署である逓信省の隷下にあった。
*2 主な使用機種は九四式偵察機?九五式戦闘機?九七式戦闘機九七式司令部偵察機二式複座戦闘機「屠龍」?

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