【准将】(じゅんしょう)

Brigadier general(陸軍および空軍)/Rear admiral lower half(海軍

軍隊の階級の1つで、将官に区分され、少将の下*1、大佐の上*2に位置する。
NATOが定めた階級符号では「OF-6」に相当する。

国によっては伝統的に置かれていないところもあり、そのような軍隊では「上級大将」「上級中将」のような階級が置かれることもある。

准将の階級に補せられた軍人は、軍種に応じ、主に以下のような配置を勤める。

陸軍
旅団長など
海軍
群司令など
空軍
航空団司令官など

日本における「准将」

明治維新後、わが国が近代軍制を採用して以来、「准将」という階級が公式に置かれたことはない。

旧陸海軍において「准将」の階級は置かれず、また、戦後の自衛隊でも採用されていないが、陸上自衛隊では一佐(1)が准将と同等とみなされている。

21世紀に入って以後、国連PKFなどで他国軍隊との共同行動の機会が増えるにつれて「他国軍隊の将官との均衡」が問題となっていることから、「准将」位の導入が検討されているというが、現時点で具体的な動きは見られていない。


*1 なお、海軍では「下級少将」の位置付けである。
*2 国によってはこの間に代将が挟まることもある。

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