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【自動小銃 】 †
次弾装填が自動で行われる小銃の事であり、連続発射機構を備えた物もある。
基本的な運用は従来の歩兵銃と同様、遠方からの牽制射撃または狙撃する為の武器である。
第一次世界大戦前夜にイタリア、メキシコ、ロシアなどで開発されたこの新式銃は戦争を一変させる可能性を秘めていたものの、それまでの歩兵装備よりも製造コストが高くて構造が複雑になる事から開発当事国のみならず世界各国の軍部でも忌避され、ついに正式採用される事なく表舞台からその姿を消していった。
戦後はチェコスロバキアなど一部の中小国が外貨獲得目的の他、職人らの道楽によって細々と開発が続けられていたのだが、1931年に満州事変が発生すると世界各国では将来起こるであろう戦争の可能性が議題に上がるようになり、1935年のドイツ再軍備宣言によって現実に差し迫った危機であると認識されて新兵器開発を伴った早急な軍拡が求められた。
しかし新式銃の開発及び生産は国力の乏しい国々でしか行われていなかった為に世界需要に応えられず、主要国各々が独自に開発を進める事となった。
1936年にM1ライフルがアメリカ陸軍で制式採用されたのを皮切りに、第二次世界大戦勃発から間もなく主要国で相次いで実用化された。
特に1941年ドイツで開発された
フルオート射撃の実用化以降の世代の物を突撃銃として自動小銃と区別するか否かは、その国の戦闘教義や採用基準*2、法律、言語*3*4、文化*5などの影響により決定される。
Photo: U.S.Army
*1 1944年にStG44へ改称される。
*2 戦前戦後を問わず日本では「連発可能な歩兵銃」は自動小銃と定義されており、突撃銃というカテゴリーは設けられていない。
*3 英語圏では突撃銃の存在が民間に知れ渡るまでは機関銃など連発可能な火器と自動小銃との区別が設けられず、Automatic Rifle で一括りにされたまま運用が続けられていた。当然といえば当然だが、書類や無線連絡などでは相当齟齬が生じていたようだ。
*4 ソ連及びロシアでは自動小銃と突撃銃の区別が出来ない。「連発可能な歩兵銃」を示す単語が Автоматическая Винтовка(アヴトマチチェシカヤ ヴィントフカ)の略称 Автомат(アヴトマト)以外に存在しない為である。一応、Штурмовая Винтовка(シュトルモヴァヤ ヴィントフカ)という表現もある事はあるのだが、ロシア文化の都合上こちらは「騎兵や戦車といった機動戦力による突撃作戦時の銃撃で使用する銃」というニュアンスが強い事から、今後とも正式に引用される事は無いと思われる。
*5 小銃弾、拳銃弾、突撃銃弾、その何れも独自規格を開発してきた事から、独語圏では「フルスケール小銃弾(ボルトアクション銃でも使用可)を発射する銃」は自動小銃、「拳銃弾を発射する銃」は小口径なら機関拳銃、大口径なら機関短銃、「専用の構造を持つ小銃弾(突撃銃弾)発射する銃」は装弾数が少なければ突撃銃、多ければ分隊支援火器として詳細に別けられている。