【自衛隊地方協力本部】(じえいたいちほうきょうりょくほんぶ)

防衛省自衛隊の機関のひとつで、地域社会と自衛隊との窓口となる組織。
以前は「自衛隊地方連絡部(地連)」と呼ばれていた。
編制上は陸上自衛隊の所管となっているが、海上航空自衛隊との共同機関として扱われている。

現在は北海道に4ヶ所・青森以南の各都府県に1ヶ所づつの計50ヶ所が置かれ、本部長には1等陸海空佐(東京・大阪のみ陸将補)である自衛官、または防衛省の事務官が任命される。
また、各本部の下には出張所や事務所がいくつか設置されており、実務を担当する「広報官」と呼ばれる職員(主に陸海空曹や事務官)が配置されている。

その昔、街中で頑強そうな若者を見つけると
「キミ、いい体してるねぇ。自衛隊入らない?」
などというトークで入隊を勧誘していたのはこれらの人々である。

その主な任務は以下の通りである。

  • 自衛官の募集事務(各種試験の受験申込書や資料の配布、学校新卒予定者に対する説明会の実施など)
  • 任期満了や定年などで退職する隊員への支援(再就職先の斡旋や職業訓練など)
  • 予備自衛官(陸自の即応予備自衛官予備自衛官補を含む)の管理(招集事務・防衛講話・生活指導など)
  • 各種広報業務(駐屯地・基地・艦船の一般公開や音楽隊のコンサート、部隊への体験入隊etc.といったイベントの企画・立案・運営など)
  • (上記の業務も含めた)自衛隊の活動に関する地方自治体との連絡調整

関連:ちびっ子ヤング大会 地連ジャー 連隊区司令部


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