【四式自動小銃】(よんしきじどうしょうじゅう)

旧日本海軍が1944年に開発した自動小銃
「五式自動小銃」とも呼ばれることがある。

アメリカ軍が使用していたM1小銃(ガランド)をベースに、同銃の欠点であったエンブロッククリップ式装弾を改めてストリッパークリップ式装弾*1とした上で、連発機構を模倣する形で設計された。
しかし、日本軍の標準小銃弾であった7.7mm×58弾を使用することとしたため、ガス圧不足による動作不良が多発。
その改修を進めているうちに終戦を迎えたため、実戦使用されることはなかった。

スペックデータ

口径7.7mm
全長1,073mm/1,456mm(着剣時)
銃身長590mm
重量4,097g
使用弾薬7.7mm 九九式実包、.303ブリティッシュ弾、四式実包
装弾数10発(固定式弾倉)
発射速度10発/分
銃口初速689m/秒
有効射程1,200m(最大照尺)



*1 リー・エンフィールドのように5発クリップを2つ用いて10発を装弾できた。

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