【航空教育集団】(こうくうきょういくしゅうだん)

Air Training Command.

航空自衛隊の組織の一つで、防衛大臣―航空幕僚監部に直属し、航空自衛官の教育・訓練にあたる部隊を統括する高級司令部。
また、航空総隊航空支援集団航空開発実験集団及び補給本部と共に、空自の5個メジャーコマンドを構成している。

司令部は静岡県・浜松基地に置かれ、隷下に2個航空団・3個飛行教育団*1などを置いている。
また、幹部候補生学校(奈良県・奈良基地*2所在)*3及び4個術科学校を隷下に置いている。

司令官には空将(乙)、副司令官には空将補があたっている。

主な隷下組織

  • 第1航空団(所在地:浜松):T-4T-400を装備。
  • 第4航空団(所在地:松島):F-2B及びT-4を装備。
  • 第11飛行教育団(所在地:静浜):T-7を装備。
  • 第12飛行教育団(所在地:防府北*4T-7を装備。
  • 第13飛行教育団(所在地:芦屋):T-4を装備。
  • 航空教育隊(所在地:防府南*5
  • 飛行教育航空隊(所在地:新田原):F-15J/DJ及びT-4を装備。
  • 教材整備隊(所在地:浜松)
  • 幹部候補生学校(所在地:奈良)*6
  • 第1術科学校(所在地:浜松):F-15F-2T-4及びT-7を装備*7
  • 第3術科学校(所在地:芦屋)
  • 第4術科学校(所在地:熊谷)
  • 第5術科学校(所在地:小牧*8


*1 隷下の「航空団」と「飛行教育団」の差異は、前者が創設当時、実戦(戦闘機)部隊を隷下に置いていたのに対し、後者は創設当初より教育部隊として活動していた点である。
*2 余談だが、同基地は奈良県下唯一の自衛隊施設(地方協力本部を除く)でもある。
*3 なお、幹部学校(東京都・目黒基地所在)は防衛大臣直轄組織である。
*4 航空学生として入隊した隊員はまず同団で教育を受ける。
*5 一部部隊は熊谷基地に所在。
*6 余談だが、本校は奈良県下で唯一の自衛隊施設(地方協力本部を除く)である。
*7 学生の教育用として装備している。
*8 自衛隊における航空交通管制のスキルを養成する学校。
  このため、この職種に就く陸上海上自衛官の特技教育も受け持っている。


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