【減炎器】(げんえんき)

Flash suppressor

銃を発砲する際の装薬の炎を抑制する目的で、銃口に取り付ける部品。
突撃銃分隊支援火器のほとんどで見ることができる。
発射炎によって照準が眩惑されたり*1、敵に発見されたり、周囲に引火するのを避けるために用いる。

銃口に小室を設けて発射ガスを冷却し、発射炎そのものを小さくする。
また同時に、発射炎を照星から離れた方向へ散らす事で照準の妨げになる事を防ぐ。
構造上、コンペンセイターやマズルブレーキなど、銃口に関する他の目的を兼ねるものが多い。

初期は銃口を三又式に分割したものが主流だった。
しかし、ベトナム戦争で枝などにひっかかる事態が多発したため、現代では鳥篭型が主流。

関連:フラッシュハイダー?


*1 特に夜間の戦闘では、暗闇に慣れた目に強烈な光が当たると著しく視界が狭くなり命取りとなる。暗視ゴーグル?を使用している際も同様である。

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