【魚雷】(ぎょらい)

水中を進み艦艇などに接近・接触することで爆発して被害を与える兵器。 魚形水雷。

かつては水上艦を攻撃する重要な手段であり、駆逐艦潜水艦などの艦艇、あるいは攻撃機に使用されていた。
現在では誘導魚雷が開発されたが、対艦ミサイルの発達のため対艦用として使用されることは少ない。
しかし対潜魚雷は現在でも対潜兵器の主流となっている。

魚雷は舷側または船底といった機関室等の重要な施設のある喫水線下を遠距離から攻撃して、確実に浸水を見込める唯一の兵器である。そのため、自沈処理用としても良く用いられる。また、現在のところ、対抗手段はデコイ等のソフトキルに頼っている為、イージス艦等の対艦ミサイルの有効でない相手にも有効である。特に近年では、対艦ミサイルでは自艦の位置の暴露しやすいことや、複数目標への同時着弾が難しいことなどから、潜水艦の対艦攻撃手段として再び注目されつつある。

おおむね対艦用の大型のものを長魚雷?(有名なものでMk.48)、対潜用の小型のものを短魚雷?(有名なものでMk.46やMk.50)という。

関連:航空魚雷 酸素魚雷 CAPTOR

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