【滑空機】(かっくうき)

glider(グライダー)

重航空機の一種で、エンジンを持たないか、十分な推力を持たないもの。
牽引される事で速度を得て離陸し、以降は位置エネルギーを消費しながら緩やかに滑降していく。
天候によっては上昇気流を利用して一時的に上昇する事もできる。

基本的な構造は飛行機と同様だが、非常に高い滑空比を要求され、設計は難解である。
一方で実用性はほぼ皆無であり、基本的には科学実験・ホビー・スポーツ競技にのみ用いられる。

第二次世界大戦中、軍隊での空挺降下用に滑空機が採用された事があるが、すぐに廃れた。

関連:スペースシャトル 鳥人間コンテスト

滑空機の亜種

  • モーターグライダー
    タキシングや離陸エンジン推力を用いるが、巡航時はエンジンに頼らないもの。
  • ハンググライダー
    張りの主翼を張り、その下にパイロットがぶら下がるもの。
  • パラグライダー
    ラムエア式の落下傘に似た翼で滑空するもの。ハンググライダーの一種とも考えられる。
  • モーターパラグライダー
    パラグライダーに加えて、搭乗者がエンジン駆動のプロペラを背負うもの。
    巡航にもエンジンを使用する事があるため、原理上は滑空機よりも飛行機に近い。

トップ 新規 一覧 単語検索 最終更新ヘルプ   最終更新のRSS