【運用寿命】(うんようじゅみょう)

機械製品において、個体に保証された耐久寿命。
航空機においては、就役年数・飛行時間・離陸着陸の回数などで表される。
この寿命を経過し、安全な運用を保証できなくなった機体を「経年機」と呼ぶ。

食物の賞味期限などと同様、運用寿命が尽きる事と使用不能になる事は同義ではない。
そして航空機は、気軽に用途廃棄できるほど安価な機械ではないため、寿命延長措置を講じる事はよくある。
発展途上国などで補充の目処が立たない場合は、本当に寿命が来るまで無理にでも経年機を使い続ける事も多い。

ジェット旅客機の場合、就役年数の目安は「約20年・60,000回の離着陸(離陸着陸の1セット×60,000回)」で寿命とされており、それを過ぎたら経年機となる。


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