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【レオパルト2】 †
ソ連の戦車に対抗するためにレオパルト1の後継として開発されたドイツ陸軍の第三世代主力戦車。
アメリカと当時の西ドイツが共同開発していたMBT-70計画がコストの増加などで1969年に撤退した後に開発が始まった。
開発は1970年から開始され、1977年から量産が開始された。
主砲はラインメタルL44 120mm滑腔砲のライセンス生産版であるRh120 44口径120mm滑腔砲を搭載し、副武装にはMG3A1 7.62mm機関銃を装備、装甲には第四次中東戦争の戦訓から、複合装甲が採用されている。
ドイツの他、スウェーデンやトルコなど欧州諸国に輸出されているほか、スイスではPz.87としてライセンス生産が行われている。
スペックデータ †
乗員 | 4名 |
全長 | 9.66m |
全高 | 2.79m |
全幅 | 3.74m |
戦闘重量 | 55.15t |
懸架方式 | トーションバー |
エンジン | MTU MB837Ka-501 多燃料ディーゼルエンジン(出力1,500hp) |
登坂力 | 60% |
超堤高 | 1.1m |
超壕幅 | 3.0m |
最大速度 | 72km/h(路上) |
行動距離 | 550km |
装甲 | 複合装甲 |
兵装 | Rh120 45口径120mm滑腔砲×1門(弾数42発)(A5) 55口径120mm滑腔砲(A6) MG3A1 7.62mm機関銃×2挺(対空・同軸,弾数4,750発) 4連装スモークグレネードランチャー×4基 |
バリエーション †
- レオパルド2AV (Leopard 2 AV)
原型車両。
- レオパルド2A0 (Leopard 2 A0)
第1バッチ生産車両。1979年末〜1982年3月にかけて380両が生産された。
- レオパルド2A1 (Leopard 2 A1)
第2〜3バッチ生産車両。
第2バッチは1982年3月〜1983年11月にかけて450両が、第3バッチは1983年11月〜1984年11月にかけて300両が生産された。
特徴として、第2バッチは主砲防盾上に熱線暗視装置が装備されたほか、車長用サイトの装甲カバーの形状が角張った形状になり、弾薬収納ラックも改良された事が特徴で、第3バッチでは、車長用キューポラのカバープレートが角張った形状になり、車体袖部のNBC防護装置収納部にカバーが取り付けられた事などが特徴である。
- レオパルド2A2 (Leopard 2 A2)
第1〜2バッチ生産車両に第3バッチに準じる改良を施したもの。
改修作業は1984年に開始し、1987年に完了した。
- レオパルド2A3 (Leopard 2 A3)
第4バッチ生産車両。1984年12月〜1985年12月にかけて300両が生産された。
デジタル無線機を搭載したほか、排気口カバーの桟が左右水平のものから放射状のものに変更され、砲手用に可変式のチェストサポートが取り付けられた。
- レオパルド2A4 (Leopard 2 A4)
第5〜8バッチ生産車両。
生産数は第5バッチは1985年12月〜1987年3月にかけて370両、第6バッチは1988年1月〜1989年5月にかけて150両、第7バッチは1989年5月〜1990年4月にかけて100両、そして第8バッチは1991年1月〜1992年3月にかけて75両である。
主な変更点は以下の通り。
- 第5バッチ車両:新型の消火システムの導入や、対空機関銃リングの変更、照準機カバーの取り付けなどが行われ、生産途中から上部支持輪の位置も変更されているほか、後期生産型は砲塔左側面の弾薬補給用ハッチは省略されるようになった。
- 第6バッチ車両:メインテナンス不要の新型バッテリーや新型履帯?、クロムや亜鉛を含まない塗料を採用した事などで、後期型では装甲スカート前半の箱型部分の形状が変更されている。なお、第7バッチ車両も第6バッチ車両の後期生産型と同様の仕様である。
- 第8バッチ車両:装甲スカートの後半部分が6枚に分割されるようになったほか(初期は元のまま)、砲塔側面の発煙弾?発射機のベースプレートの形状が変更された。
A4以前の車両も改良が行われ、全てA4と同一となっている。
- 第5バッチ車両:新型の消火システムの導入や、対空機関銃リングの変更、照準機カバーの取り付けなどが行われ、生産途中から上部支持輪の位置も変更されているほか、後期生産型は砲塔左側面の弾薬補給用ハッチは省略されるようになった。
- レオパルド2A5 (Leopard 2 A5)
A4にKWS IIという改良を行った車両。
砲塔前面及び側面に隔壁装甲または楔装甲と呼ばれる空間装甲板を付加したほか、射撃統制装置を改良し、車長用ハッチ後方に全周旋回可能な車長用サイトを増設した事によりハンターキラー能力を獲得した。
- レオパルド2A6 (Leopard 2 A6)
A5にKWS Iという改良を行った車両。
主砲をA5までに搭載されていた44口径120mm滑腔砲から55口径120mm滑腔砲に換装し、専用のAPFSDS弾であるDM53(LKE II)を使用する事により有効射程が向上した。
ただし、長くなった砲身がアンバランスで、取り回しづらいという意見もある。
- レオパルド2A6M (Leopard 2 A6M)
A6の車体底面に対地雷用の装甲プレートを装着した地雷防御強化型。
- レオパルド2A6EX (Leopard 2 A6EX)
A6の車体前面及び砲塔上面に装甲を追加する事で防御力を強化し、空調システムも改善させた装甲防御強化型。
- レオパルド2PSO (Leopard 2 PSO*1
2006年6月に初公開された、国際平和維持活動?における対ゲリラ掃討戦や暴徒鎮圧を想定して設計されたタイプ。
市街地での運用を考慮してか、主砲は44口径120mm滑腔砲を装備し、砲塔側面後半部及びサイドスカート前半部にRPG-7対策用の増加装甲?を、車体底面には対地雷用の装甲プレートを装着している。
装填手用ハッチ後方に設置された全周旋回可能な遠隔操作式銃架には、40mm自動擲弾発射器、又は12.7mm重機関銃及び7.62mm機関銃を据え付け可能のほか非殺傷兵器を搭載。
その他、小型テレビカメラによる近接観測能力の向上や偵察能力の改善、車体前面へのドーザーブレードの装着や主砲同軸へサーチライトの設置等、ゲリラ掃討や暴徒鎮圧に適応した改良が施されている。
Bergepanzer 3・BÜFFEL (BPz 3)
1992年に導入された、レオパルト2の車体がベースの装甲回収車型。ビュッフェルとは野牛の意。
最大荷重295kNのクレーンと、6,5kNウィンチを装備している。
Panzerschnellbrücke 2(PSB 2)
レオパルト2の車体を流用した架橋戦車型。
- コディアック装甲工作車
レオパルト2の車体を流用した装甲工作車型。
- Strv.121(Stridsvagn 121)
スウェーデン陸軍向けの生産型。
- Strv.122(Stridsvagn 122)
スウェーデン陸軍が使用するレオパルト2の性能向上型。
車体前面と前部上面、砲塔上面に増加装甲を追加したほか、車長と装填手のハッチを電動スライド式に変更し装甲を強化するなど各種改良が施されている。
派生型に対地雷防護キットを装着したStrv.122Mがある。