【レーダー警戒受信機】 †
Radar Warning Receiver(RWR).
自機に照射されているレーダー波を検知して警告を発する装置。
1960年代の最も原始的な装置では、計器上に輝線を表示してレーダー波の向きと強度を表していた。
ベトナム戦争後期には照射元レーダーの型式が分析可能となり、既知の敵性兵器・脅威を類推できるようになった。
現代では、既知のレーダーに関してはほぼ確実に照射元の方位・距離・型式を特定できる。
主に戦闘艦・軍用機など、敵のレーダー圏内で活動する必要のある兵器に装備される。
レーダー走査は目視外からミサイル攻撃を受ける最初の前兆であり、これを検知し損ねる事は多くの場合に死を意味する。
レーダーを検知して始めて、戦闘機のドラッグ機動、あるいは艦対空ミサイルによる迎撃などといった防御を行う事ができる。