【ベルケの格言】(べるけのかくげん)

第一次世界大戦時のドイツ空軍エースパイロットにして、近代空中戦の父と呼ばれるオズワルド・ベルケ?が遺した格言。
戦闘機パイロットへの戒めであり、基本原則としては100年近く経った現代でも有効なものと言われる。

ベトナム戦争におけるエースパイロットであるランダル・H・カニンガムをして「ジェットの空中戦であってもベルケの格言の価値は不変である」と言わしめた。

  1. 攻撃の前に優勢を確保せよ。太陽を背にする事が望ましい。
  2. 一度仕掛けた攻撃は、常に完遂せよ。
  3. 敵に十分接近し、確実に照準に捉えた場合のみ発砲せよ。
  4. 敵機を見失うな。敵の策略に惑わされるな。
  5. どのような攻撃でも、敵の後方から攻撃する事が肝要である。
  6. 敵の降下攻撃を避けようとするな。敵に機首を向けて飛べ。
  7. 退路を忘れるな。
  8. 原則として4機から6機までの編隊で行動せよ。ただし、同じ敵を2機で攻撃するな。

関連:マランの空戦十則


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