【ブライドル】 †
bridle
頭絡 。
馬や家畜に手綱を付けるための装具。
馬の顔に取り付け、手綱の動きを先端の轡 で伝えて操る。
人間が馬を乗り物や兵器とするうえで、重要な発明のひとつであった。
- catapult bridle
航空母艦から艦上機をカタパルトで射出する際、機体とカタパルト・シャトルを接続するためのケーブル。
初期のジェット艦上機には欠くべからぬ装備であった。
使用されたブライドルは、機体が離艦した後、機体とシャトルの両方から切り離され、海中へ投棄される。
これだと1ソーティーごとにブライドルを消費してしまうため、やがてカタパルトの先端にはブライドル・リトリーバー(回収器)が装備されるようになった。
近年では、艦上機にローンチバーが装備されて機体とカタパルトが直接接続されたり、カタパルトを使わずスキージャンプから離艦させたりするため、ブライドルを見ることはほとんどなくなっている。
現在の例外は、フランスのシャルル・ド・ゴールで運用されるシュペルエタンダールと、ブラジルの「サンパウロ」(もとフランス艦「フォッシュ」)で運用されるAF-1のみである。