【フリゲート】(ふりげーと)

Frigate.

軍艦の種別のひとつ。
時代によって以下のような定義がある。

帆船時代

帆船時代のフリゲートは「一層甲板・3本マスト、20〜40門程度の砲を装備した快速軍用帆船」の意味であった。
(英国では5・6等艦にあたる艦)

大規模な海戦では戦列艦と直接撃ち合える能力はなく、戦闘に直接参加することはなかったものの、反面、単艦で自由に動ける能力を持ち、船団の護衛、商船隊への襲撃、辺境の警備などに活躍した。
大きさゆえに、大規模海戦以外での使いどころが難しかった戦列艦に比べ、当時、最も活躍した艦艇といえる。

現代のフリゲート

現代では、多くの場合純粋に戦闘艦艇の大きさを指し、3000t〜4000t以下の駆逐艦より小型の戦闘艦艇を指す。

だが、駆逐艦とフリゲートの境界は非常にあいまいである。
例えば、現代イギリス海軍の場合は排水量によらず、対潜能力を重視したものを"frigate"と呼び、艦隊防空を主任務としたもの(ミサイル駆逐艦)を単に"destroyer"と称する。

関連:護衛駆逐艦


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