【ノイマン効果】(のいまんこうか)

Neumann effect

ドイツの科学者エゴン・ノイマン(Egon Neumann)が1910年に発見した、爆薬と塑性流動に関する物理現象。
成形炸薬弾の基本原理の一つ。

モンロー効果を発生させる際、炸薬の窪みと同じ形状で金属の内張りを貼り付けておくとさらに穿孔力が高まる現象を指す。
これは内張りがモンロー効果による高圧でユゴニオ弾性限界を越えて塑性流動を起こし、高圧のメタルジェットとなって噴出するため。
これにより、モンロー効果によって炸薬の圧力を直接吹き付けた場合よりも効率的に物体を侵徹する。

関連:成形炸薬弾 パンツァーファウスト


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