【ネイバル・ホリデー】(ねいばる・ほりでー)

Naval Holiday(海軍休日).

ワシントン海軍軍縮条約の締結に伴って発生した、列強諸国の戦艦巡洋戦艦に保有制限がかけられた時期。
上記の条約が締結された1922年から、失効した1936年までを指す。

条約による戦艦の廃棄処分・建造制限は当時の市民にとって極めて衝撃的な事態であった。
政府に対する不満・批判も多く、「海軍休日」という詩的かつ侮辱的な表現にもそうした世相が反映されている。

なお、実際には「海軍休日」と言えるほど海軍が軍縮された時代ではなかった。
実際には各国とも条約の不備を突いて巡洋艦駆逐艦潜水艦の増産を行っており、むしろ軍拡の続く戦間期だったと言える。

実際、海軍休日の終わりと共に時代は第二次世界大戦へと移っていく。

関連:条約型巡洋艦 ビッグセブン ロンドン海軍軍縮条約


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