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【ドクターヘリ】 †
Helicopter Emergency Medical Service(英)
救急医療機材およびそれを扱う医師・医療技術者を空輸するヘリコプター。
患者を乗せて病院への緊急搬送を行う事を想定し、空中で応急処置を行えるよう設計される。
なお、「ドクターヘリ」は和製英語であり、日本語でしか通じない。
日本では「救急医療用ヘリコプターを用いた救急医療の確保に関する特別措置法」により運用などが定められている。
2017年現在での稼働機体数は全国で50機前後。
その他、一部の地域では警察機関や自治体が独自に運用している機体もある。
運用上の課題 †
ドクターヘリは運用上の障害や機体数の不足がささやかれて久しく、制度の拡大が望まれている。
しかし以下のような問題から実現の見通しは暗い。
- 維持費
- そもそも機体と搭載機材だけで1機あたり約2億円/年という多額の維持費を要する。
このため、ドクターヘリのほとんどは経営体力に恵まれた都市の大病院で運用され、困窮する過疎地・離島への派遣が困難である。 - 病院側の受け入れ体制
- ドクターヘリは救急車ですら間に合わないほど危急か、近隣の病院で処置できない切迫した重傷患者を扱う。
そのような事態に対応する救急医療体制は、病院側に極めて多大な負担を強いる。受け入れ可能な病院の数は決して多くない。
また、適切な医療機関を選択するための連絡体制も必要だが、それを構築するにも負担が多く人的資源が足りない。 - 人的資源
- 操縦士および医師・救急医療技術者の人材プールは常に不足しており、雇用の目処が立っていない。
- ヘリポートの不足
- 患者の近くにヘリコプターが着陸可能な空白地がない場合、着陸後の徒歩移動で大きなタイムロスが生じる事がある。
また、最寄りの病院がヘリポートを備えていない場合も同様にタイムロスを強いられる。 - 時刻・天候
- 現在ドクターヘリ用に採用されている機体は全天候対応能力を持たず、夜間の急患に対して出動できない。
また、夜間や荒天での低空飛行は極めて困難な操作であり、民間の操縦士のほとんどはそのような技術を習得していない。
このため、悪天候や夜間での搬送は警察・消防・海上保安庁・自衛隊などのヘリコプター部隊に委託される場合が多い。
使用される機材 †
主に以下のような機材が用いられている。