【ダグラス・ベイダー】(だぐらす・べいだー)

Sir Douglas Robert Steuart Bader(1910年生〜1982年没).

第二次世界大戦中のRAFエースパイロットの一人。
1931年、アクロバット飛行中に起こした墜落事故で両脚を失うものの、義足をつけ、戦闘機パイロットに志願。
最終的に23.3機を撃墜するが、1941年8月19日、彼のスピットファイアBf109と空中衝突を起こし脱出。
この時に義足も失い、ドイツ軍の捕虜となる。

「義足のエース」としてドイツにも名を知られていた彼には、アドルフ・ガーラントも面会を申し込んだと言われる。
更にはイギリス機を領空まで迎え入れ、彼の代わりの義足を投下することを許した。

その後、何度となく捕虜収容所から脱出を試みるも逮捕され、最終的には厳重な警備が敷かれていたコルテディッツ捕虜収容所に移され、終戦を迎えた。

終戦後、1946年にRAFを大佐で退役し、大手石油メーカー「ロイヤル・ダッチ・シェル」に就職。同社の航空機部門の責任者などを歴任した。


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