【セミアクティブレーダー誘導】(せみあくてぃぶれーだーゆうどう)

ミサイル中間終端誘導方式。

プラットフォームが目標を捕捉して、イルミネーターでレーダー波を照射する。
跳ね返ってきたレーダー波をミサイルの内蔵シーカーで検知して標的の位置を特定する。

性質上、プラットフォームレーダーイルミネーターを搭載している必要がある。
基地施設の防空・対空ミサイル車両・艦艇戦闘機が主なプラットフォームとなる。

ミサイル本体に内蔵できない大出力イルミネーターを利用できるため、ジャミングに強い。
反面、発射から命中までレーダー照射?を続ける必要があり、この事はしばしば射手を危険に陥れる。

1990年代以降は、撃ちっ放し能力を実現できるアクティブレーダー誘導方式への置換が進んでいる。
しかし、対空長距離攻撃の確実性においては現状でも最も信頼できる誘導方式の一つである。
回避機動を取りにくい地上施設や艦艇では現在でも一般的に用いられている。


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