【スチュワーデス物語】(すちゅわーですものがたり)

1983年〜1984年にTBS系で放映された、日本航空フライトアテンダント(当時は「スチュワーデス」と呼ばれていた。以下、本項目では「スチュワーデス」とする)訓練生を描いた連続テレビドラマ。
主演:堀ちえみ・風間杜夫。全22話。

製作に当たって日本航空の全面協力を得られたため、当時、実際に日航が使用していた航空機(B747やDC-10・DC-8など)や訓練所、現役教官などが要所要所で登場し、また、多くの日本人が持っていたスチュワーデスのステロタイプなイメージである「海外に仕事で行ける」「派手な男性関係」などという点ではなく*1、訓練や仕事上の苦労を細かく描くストーリー作りが受けて大ヒット。本放送終了後も、しばしば地上波や衛星放送で再放送がされている。
ちなみに、各航空会社で働いている現役の日本人スチュワーデスの中には「幼少期にこのドラマを見て、スチュワーデスという仕事に憧れた」という者が意外に多いらしい。

また、劇中で主人公の訓練生がよく使っていた「ドジでのろまなカメ」などのセリフが当時の流行語にもなった。


余談ながら、劇中では「ヒロインである訓練生と訓練教官との恋愛」も主題として描かれていたが、現在では、どの航空会社でも女性社員がスチュワーデス訓練生の教育を受け持つため、このドラマのような状況になることはありえないという。


*1 これ以後に作られた「スチュワーデス」ものの中には、その点にスポットを当てた作品もある

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