【スーパーチャージャー】(すーぱーちゃーじゃー)

  1. レシプロエンジンにおける過給装置のひとつ。

    レシプロエンジンのクランクの回転を利用して圧縮ポンプを駆動し、エンジンに吸気される空気を圧縮して送り込む装置。
    これにより、同じ排気量でそれ以上の出力を発揮する事ができたり、小型化しても同等の出力を得られるようにする事ができる。
    機械式のため排気タービン式(ターボチャージャー)に比べてスロットルに対する応答性がよく、過給圧やタイミングが制御しやすいなど技術的に容易。
    ただし、エンジンの回転力を利用するため出力を一部ロスする、空気の薄い高々度ではエンジン出力低下に伴い効率も低下してしまう、装置自体が大掛りで重いなどの欠点がある。
    その逆にターボチャージャーは効率よく高出力を得られ、高高度でも性能の低下を抑えられる反面、制御が難しいという性質を持つ。

    近年の技術の進歩により、ターボチャージャーの欠点が克服されつつある事から、スーパーチャージャーはあまり使われなくなってきている。

  2. 過給器全般の呼称。

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