【カラーコード戦争計画】(からーこーどせんそうけいかく)

Color-coded War plans.(米)
第一次世界大戦後の1920年代、アメリカ陸軍仮想敵国(日本や英国・ドイツなど)との武力衝突に備えて研究していたシミュレーション。
対象国ごとに色による暗号名をつけていたことからこう呼ばれており、著名なものに、日本を対象とした「オレンジ計画」、英国やカナダを対象とした「レッド計画」などがある。

これらのシミュレーションは、その多くが実際の武力衝突を想定して研究されたものではなく、若手士官に対する訓練(戦略・戦術研究)の教材として用いられていたが、後の1930年代後半にはこれをベースとして、枢軸国との二正面戦争を想定した「レインボー・プラン」が策定された。
(プランそのものは1939年に凍結されたが、第二次世界大戦における対日戦では、オレンジ計画で策定された内容の一部*1が活用されている)


*1 中国大陸〜日本本土間の通商破壊

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