【エルロンリバーサル】(えるろんりばーさる)

aileron reversal
補助翼ロールをしようとした際、意図した方向とは逆にロールしてしまう現象。
主翼のアスペクト比が大きく比較的高速の旅客機輸送機爆撃機などで発生しやすい。

一般に補助翼主翼後縁の外側に配置されるが、細い主翼補助翼抗力によって捻れてしまう場合がある。
補助翼を上げた側の主翼は上向きに捻れて迎え角が大きく、下げた側は下向きに捻れて迎え角が小さくなる。
これにより補助翼の効きが弱くなり、対気速度が速くなると遂には逆方向へロールしてしまう。

対策としては、捻れづらい内翼に高速時専用の補助翼*1を設けること、スポイラーテイルロンを用いることなどが挙げられる。

関連:アドバースヨー


*1 大型機ではフラップを兼ねたフラッペロンであることが多い

トップ 新規 一覧 単語検索 最終更新ヘルプ   最終更新のRSS