【ウェポンズフリー】(うぇぽんずふりー)

Weapons free(兵装使用自由).

軍隊司法警察?における交戦規定上の区分。
組織ごとに差異はあるが、概ね「脅威や目標に対し、各自の判断で自由に兵装を使用して良い」の意。

基本的に、事前に決められた作戦計画に則って攻撃を行う場合に発動される。
何が脅威で何が目標なのかが事前に周知徹底され、誤解の余地がないという期待の上で発動される。
とはいえ多くの兵士が集合すれば期待を裏切るものもあるし、誤射に繋がる不測の事態も起こりえる。

なお、「自由」とは作戦上必要な判断を行う自由であり、勝手に人を殺す権利を意味しない。
事後に交戦報告を行う義務が課され、事実誤認や不適切な決断については軍法会議の対象となる。
ただし、処分が下るとしても能力への疑義によるもの*1が大半で、個人の法的責任が問われる事は多くない。

「敵だと思ったので撃った」と言えば大抵それで免責されるのが実情だという。
そもそも「敵だと思ったものは何でも撃っていい」と事前に保証を与えているからだ。


*1 戦争神経症が疑われるので後送」「技量が不十分なので再訓練」といった類。

トップ 新規 一覧 単語検索 最終更新ヘルプ   最終更新のRSS