【インメルマンターン】 †
戦闘機のマニューバーの一種。
水平飛行の状態から機首を上に向けて180度宙返りし、背面飛行状態から横方向に180度スピンして水平飛行に戻す操作。
すれ違った敵を追跡する場合などに、高度を上昇させつつ後方に振り返る事を企図する。
正面から向かい合った状態で会敵した場合、初手で敵機を撃墜できなければ互いに「すれ違う」事になる。
そこから本格的にドッグファイトが始まり、いかに素早く敵機の方に向き直れるかが勝敗を決する事態となる。
第一次世界大戦時のドイツ空軍エースパイロットであるマックス・インメルマンの得意技として名を知られた。
ただし、当時の非力なエンジンでは垂直上昇が難しく、当時のインメルマンターンは現代の分類ではシャンデルと呼ばれるものに近い。
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