【イージス艦】(いーじすかん)

イージスシステムを搭載した戦闘艦の通称。 攻撃機艦対艦ミサイルの急速な進化に伴い、これら空からの脅威から航空母艦を守ることを主任務として開発された。
最大の特徴であるフェイズドアレイレーダーを搭載したイージスシステムは、飛来する数百の目標を数百kmの遠方より探知し、そのうち十数個の目標に対して同時に迎撃することが可能と云われており、航空母艦だけでなく行動を共にする艦隊全体の防空に絶大な効力を発揮する。 対艦、対潜作戦にも同時期の新鋭戦闘艦と同等の能力を持ち、中には(艦対地)巡航ミサイルの発射能力を持つものもある。
非常に高価な上、これ程の能力を必要としている国も少ないため、2003年現在、タイコンデロガ級、アーレイバーク?級(アメリカ)、こんごう級(日本)、F-100級(スペイン)が配備されているのみである。

イージスシステムの名称は、ギリシャ神話の最高神ゼウスが娘アテナに与えた、あらゆる邪悪を払う防具の名前 Aegis(アイギス) に由来する。

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