【アフターバーナー】(あふたーばーなー)

エンジンの排気ガスにケロシンなどの灯油系燃料を噴射して再び発火させる装置。
主に超音速航空機のジェットエンジンに取り付けられる。

「アフターバーナー」はジェネラルエレクトリック社の商標登録。
ロールスロイス社ではリヒート?、プラット&ホイットニー社ではオーグメンター?と呼ぶ。

簡単な構造で爆発的な出力を得られる反面、ミリタリー推力の数倍以上の速度で燃料を消費する*1
そのため、使用は離陸時か緊急回避など今すぐ強力な推力が欲しい場面に限られる。
使用時には凄まじい爆音を発し、排気口から輪のように輝く炎が吹き上がるのでそれとわかる*2

IMG_1638.jpg

(サンダーバーズ所属・F-16。アフターバーナーを用いて離陸を行っている)


*1 F-15であれば、非武装でもアフターバーナーを全開にし続ければ5分で燃料を使い切ってしまい、武装していれば3分足らずで燃料切れとなる。
*2 この噴炎のため、使用すると赤外線誘導型ミサイルを捕捉されやすくなる。

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