Last-modified: 2019-09-24 (火) 10:52:41 (82d)

【Yak-141】(やこぶれふひゃくよんじゅういち)

ヤコブレフ設計局で開発されたSTOVL戦闘機
NATOコードfreestyle(フリースタイル).

ハリアーに対抗して製造されたYak-38が、明らかに性能不足であったため、それを代替する目的で1971年より設計が開始され、1989年に初飛行した。
1991年のパリ航空ショーで西側にその存在が公表された。

マルチモードレーダーフライバイワイヤーアフターバーナーを備え、Yak-38に比較し、圧倒的に高いカタログスペックを実現した同機は、世界初の超音速飛行が可能なVTOL機でもあり、その他にも垂直離着陸機の速度、上昇率など21項の世界記録を更新した。

しかし、ソ連の崩壊により開発は中断され、その後の冷戦終結による世界規模の軍縮やロシアの財政状況の悪化、搭載予定であったキエフ級航空巡洋艦の退役と、1991年の試作2号機の墜落事故に伴い計画は凍結されてしまった。

後に、本機の性能データと設計データはロッキード・マーチン社に買い取られ、X-35に応用されている。
また、最近になって「ヤコブレフ社が自社予算で計画を再開させた」という情報もある。

IMG_3881.jpg


スペックデータ

設計社ヤコブレフ設計局
初飛行1989年3月9日
乗員1名
全長18.36m
全高5m
翼幅10.105m
主翼面積31.7
空虚重量11,650kg
最大離陸重量
(滑走時/垂直離陸時)
19,500kg/15,800kg
エンジンツマンスキー R-79V-300ターボファン×1基(メイン)
リビンスク RD-41ターボジェット×2基(リフト)
推力108kN(24,000lbf)(ドライ)/152kN(34,000lbf)(A/B使用時)(R-79)
41.7kN(9,400lbf)(RD-41)
最高速度1,800km/h(高空)
航続距離2,100km/1,400km(VTOL時)
フェリー航続距離3,000km
実用上昇限度15,500m
上昇率250m/s
固定武装GSh-301 30mm機関砲×1門(装弾数120発)
武装翼下にAAM×最大6発(R-27,R-60,R-73,R-77
その他、爆弾ロケット弾等 最大1,000kg(VTOL時)/2,650kg(STOL時)

派生型

  • Yak-41:
    艦載型VTOL要撃機型。後にYak-41Mに名称変更。

  • Yak-141:
    マルチロール機として改設計したもの。

  • Yak-141M:
    ステルス性を考慮して改良した改設計型。開発中止。

  • Yak-43:
    ヤコブレフ社が独自に計画したYak-141の発展型。Yak-143とも。LFI計画候補機。
    ブレンデッドウィングボディを特徴とし、機内燃料を増加、ステルス性を考慮して各所を改良した。
    エンジンはTu-160が搭載しているクズネツォフ NK-321に換装した。
    艦載機ではなく陸上機としての運用を想定していた。

  • Yak-201:
    Yak-43の発展型でF-35Bに近い機体外観を持つ。LFS計画候補機。 高度なアビオニクスや新しい武器を統合予定であった。
    風洞試験モデルではカナードを装備したスリーサーフェス形態で、2基のリフトエンジンと上昇/巡航エンジンを有していた。


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