Last-modified: 2015-07-06 (月) 14:41:04 (717d)

【Yak-141】(やこぶれふひゃくよんじゅういち)

ヤコブレフ設計局で開発されたSTOVL戦闘機
NATOコードfreestyle(フリースタイル).
ハリアーに対抗して製造されたYak-38が、明らかに性能不足であったため、それを代替する目的で1971年より設計が開始され、1989年に初飛行した。
1991年のパリ航空ショーで西側にその存在が公表された。

マルチモードレーダーフライバイワイヤーアフターバーナーを備え、Yak-38に比較し、圧倒的に高いカタログスペックを実現した同機は、世界初の超音速飛行が可能なVTOL機でもあり、その他にも垂直離着陸機の速度、上昇率など21項の世界記録を更新した。

しかし、ソ連の崩壊により開発は中断され、その後の冷戦終結による世界規模の軍縮やソ連の財政状況の悪化、搭載予定であったキエフ級航空巡洋艦の退役と、1991年の試作2号機の墜落事故に伴い計画は凍結されてしまった。

後に、可変式ノズルの性能データと設計データの一部はロッキード・マーチン社に買い取られ、F-35Bに応用されている。
また、最近になって「ヤコブレフ社が自社予算で計画を再開させた」という情報もある。

IMG_3881.jpg


スペックデータ

設計社ヤコブレフ設計局
初飛行1989年3月9日
乗員1名
全長18.3m
全高5.0m
全幅10.1m
主翼面積31.7
最大離陸重量
(滑走時/垂直離陸時)
19,500kg/15,800kg
エンジンツマンスキー R-79ターボファン×1基(メイン)
リビンスク RD-41ターボジェット×2基(リフト)
推力15,500kgf(A/B使用時)(R-79)
4,260kgf(RD-41)
飛行速度マッハ1.7(高空)
海面上昇率N/A
実用上昇限度15,000m
航続距離1,400km(VTOL時)
固定武装GSh-301 30mm機関砲×1門
武装翼下にAAM×最大6発(R-27,R-60,R-73,R-77
その他、爆弾ロケット弾等 最大1,000kg(VTOL時)/2,650kg(STOL時)

派生型

  • Yak-141M:
    ステルス性を考慮して改良した改設計型。開発中止。

  • Yak-43:
    ヤコブレフ社が独自に計画したYak-141の発展型。Yak-143とも。LFI計画候補機。
    エンジンをTu-160が搭載しているクズネツォフ NK-321に換装している。

  • Yak-201:
    Yak-43の発展型でF-35Bに近い機体外観を持つ。LFS計画候補機。

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