Last-modified: 2023-05-20 (土) 13:22:58 (135d)
【XTS2】 †
防衛省技術研究本部を中心に開発が進められているターボシャフトエンジン。
いわゆるTS1の出力増強型である。
2014年度に開発が完了した。
前作「TS1」の開発及びその後のフォローアップの研究成果により、開発リスク低減、研究期間短縮、コスト低減が行われた。
OH-1に搭載されているTS1エンジンをベースに、圧縮機の2段化や出力タービンの2段化、高圧タービンの冷却性能向上などによる燃焼器出口温度の高温化によってTS1より約45%高い出力を出すことができる。
また、入口異物分離装置や赤外線放射低減装置も採用している。
ライフサイクルコストの低減や整備性を向上させるため、TS1との部品共通化や燃費の向上がおこなわれた。
XTS2では新規部品は15%ほどでTS1との共通部品は35%、スケールアップ部品は50%程となっている。
スペックデータ †
スケール | 700mm×1500mm×700mm |
重量 | 約190kg |
出力 | 約940kW |
燃料消費率 | 約0.30kg/kW/hr*1 |