Last-modified: 2021-11-27 (土) 23:59:55 (673d)
【XASM-3】 †
防衛省技術研究本部(現:防衛装備庁)にて開発されていた超音速空対艦ミサイル。
80式空対艦誘導弾(ASM-1)と93式空対艦誘導弾(ASM-2)の後継で、F-2に搭載される予定だった。
2018年1月に開発完了したが、中国人民解放軍海軍艦艇の高性能化に対する射程の短さから量産に至らず、ASM-3Aを2021年(令和3年)度に取得開始し、さらに改良を加えた射程延伸型のASM-3(改)の開発を2020年(令和2年)度から2025年(令和7年)度まで行う予定である。
主な特徴 †
- 撃ちっ放し能力
- 超高速飛翔による撃墜回避能力の向上
- 固体ロケット・ラムジェット統合推進システム(インテグラル・ロケット・ラムジェット、IRR)
- 耐熱構造
- 高衝撃型貫徹式弾頭
- アクティブ/パッシブ・レーダーの複合シーカーの採用*1。
これによって対レーダーミサイルとしての運用も可能と目される。 - 高度なECCM、IRCCM?能力
- ステルスを考慮した機体形状
- モジュール構造による発展性
スペックデータ †
直径 | 0.35m |
全長 | 6m |
重量 | 940kg |
弾頭 | 高衝撃型貫徹式弾頭(先駆弾頭が配置されるとも言われている) |
シーカー | パッシブ/アクティブレーダー複合シーカー |
誘導方式 | 中間誘導:慣性/GPS誘導 終端誘導:アクティブ・パッシブ複合誘導 |
エンジン | インテグラル・ロケット・ラムジェット |
最高速度 | マッハ3以上 |
有効射程 | 150km〜200km |
目標単価 | 約3〜4億円程度 |
派生型 †
- ASM-3A:
ASM-3(改)の開発の途中成果を反映した型。
- ASM-3(改):
射程延伸型。射程400km以上。