Last-modified: 2015-05-15 (金) 20:18:53 (920d)

【X-32】(えっくすさんじゅうに)

Boeing X-32.
JSF計画に伴いボーイング社が試作した実験機(概念実証機)。
ロッキード社のX-35と比較の結果不採用となった。

ステルス性確保のために戦闘機には珍しいデルタ翼を採用し、下部に巨大な空気取り入れ口があり膨らんでいるのが大きな特徴である*1
ステルス性についてはX-35より良好だったという。
この他、前脚にはF-16の物を、キャノピーにはAV-8の物が流用されている。

また、ハリアーと同じく排気を下方に偏向する方式で垂直着陸が可能である。
しかし、この方式では排気に含まれる熱によって滑走路をいためる可能性があり不採用の原因の一つとなった*2

その他、X-35に比べて推力兵器搭載量が少ないこと、非常時にギアを下ろした状態で兵器の投棄をおこなうとギアを損傷する可能性があることなども不採用の原因となった。

スペックデータ

乗員1名
全長15.47m
全高5.28m
翼長10.97m
翼面積53
最大離陸重量17,200kg
最大兵装搭載量7,700kg(X-32A)/5,900kg(X-32B)
エンジンP&W F135ターボファン×1基
推力26,000lbf(117kN)/35,000+lbf(155.7+kN)(A/B時)
最大速度マッハ1.6
航続距離1,100km以上
武装M61A2 20mmバルカン砲×1門、AIM-120×6発


バリエーション


*1 しかし、軍のパイロット達には「格好悪い」と不評だった。
*2 X-35では、排気の代わりに垂直推力専用のファンを回転させて空気を噴出するリフトファン方式を採用している。

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