Last-modified: 2022-11-18 (金) 11:48:56 (133d)

【X-32】(えっくすさんじゅうに)

Boeing X-32.

JSF計画に伴いボーイング社が試作した実験機(概念実証機)。
JSF計画においては設計競技に敗れ、制式化される事なく不採用に終わった。

ステルス性確保のために戦闘機には珍しいデルタ翼を採用し、下部に巨大な吸気口があり膨らんでいるのが大きな特徴である。
ステルス性についてはX-35より良好だったという。
この他、前脚にはF-16のもの、キャノピーはAV-8のものが流用されている。

設計競技としてロッキード社のX-35(のちのF-35)と比較された結果、X-35に敗れて不採用となった。
主として以下の点が問題になったと言われる。

  • 推力偏向ノズルによってVTOLを実現していたため、滑走路飛行甲板に排気ジェットを浴びせて損傷させる危険性があった。
    (X-35はリフトファン?を採用しているためこのような問題は生じない)
  • X-35に比べて推力兵装搭載量で劣る。
  • ランディングギアの展開中に兵装を投棄すると、その兵装がランディングギアに激突する危険性がある。
  • 巨大な吸気口によって下膨れした外観はかなり格好悪い。
    (笑い事ではなく、第一印象で失笑を買って営業上不利な先入観が形成された可能性がある)

スペックデータ

乗員1名
全長13.72m
全高5.28m
翼幅10.97m
翼面積54.8
空虚重量10,900kg
最大離陸重量17,200kg
最大兵装搭載量7,700kg(X-32A)/5,900kg(X-32B)
エンジンP&W YF119-PW-64ターボファン×1基
推力120kN(28,000lbf)(ドライ
190kN(43,000lbf)(A/B時)
最大速度マッハ1.6
航続距離1,574km(USAFミッションプロフィール上)
1,389km(USNミッションプロフィール上)
1,112km(USMC/RN?ミッションプロフィール上)
固定武装M61A2 20mmバルカン砲またはマウザーBK-27 27mm機関砲×1門
兵装胴体内ウェポンベイにAIM-120×6発
またはAIM-120×2発と2,000lb(900kg)級誘導爆弾×2発
主翼下に約6,800kgまでの兵装を搭載可能(対レーダーミサイル、空対地兵器、増槽を含む)


バリエーション


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