Last-modified: 2020-03-17 (火) 00:42:15 (1179d)
【UYK-20】 †
AN/UYK-20.
アメリカ海軍の艦載用サブコンピュータ。
主にUYK-7とともに搭載されたが、フリゲートなどの小型の艦では本システムをメインに据えることがある。
UYK-20は、当初、中小規模システムへの組み込み型コンピュータとして開発された。
これはターター・D・システム?の開発など米海軍内でシステム化が進んでいたためで、UYK-7ほどではないが、小型で高性能なシステムが要求されたのである。
こうして1970年代に制式化されたUYK-20は16ビットマシンでMSI(中規模集積回路)を搭載し、記憶容量は初期型でも64キロワード、改良型のUTK-20Aで262キロワードと、大型機であったUYK-7を凌ぐ性能を実現した。
このため、UYK-7の搭載ができない小型艦艇に本システムが搭載され、当初では予定されていなかったフリゲートや駆逐艦といった艦船へのNTDS(Naval Tactical Data System)の搭載が実現している。
(詳しくは海軍戦術情報システム?の項を参照)
しかし、1980年代になるとUYK-43、UYK-44?の開発とともに、生産は終了した。
搭載艦 †
- アメリカ
- ニミッツ級航空母艦
- カリフォルニア?級原子力ミサイル巡洋艦
- ヴァージニア級原子力ミサイル巡洋艦
- タイコンデロガ級巡洋艦
- スプルーアンス級駆逐艦
- キッド?級ミサイル駆逐艦
- ニミッツ級航空母艦