Last-modified: 2020-10-08 (木) 19:44:31 (57d)

【USP】(ゆーえすぴー)

Universale Selbstladepistole(独).

ドイツのヘッケラー&コッホ社が1993年に開発した自動拳銃。名称はドイツ語で「汎用自動拳銃」の意。
9mmパラベラム仕様が「P8」の名称で現在のドイツ軍に制式採用されている。

アメリカ市場を意識した設計で、同社の旧型モデルよりも大型化している。
弾倉やスライドなどの部品を交換する事で、9mmパラベラム弾、.40S&W弾、.45ACP弾など使用弾薬を変更できる。

安全装置(コントロールレバー)の仕様が9種類あり、使用者が好み・用途に応じて選択出来るようになっている。

ヴァリアントシングル/ダブルアクションレバーの位置
(後方から見て)
レバーの機能
V1切り替え式左側安全装置/デコッキング
V2右側
V3左側デコッキングのみ
V4右側
V5ダブルアクション左側安全装置のみ
V6右側
V7コントロールレバーなし
V8(欠番)-
V9切り替え式左側安全装置のみ
V10右側

スペックデータ

口径9mm
全長194mm
銃身長108mm
重量780g
使用弾薬9x19mmパラベラム / .40S&W / .357SIG / .45ACP
装弾数15+1発(9mm×19)
13+1発(.40 S&W)
13+1発(.357 SIG)
12+1発(.45 ACP)
作動方式ダブルアクション・ティルトバレル式ショートリコイル
銃口初速350m/s
有効射程50m

バリエーション

  • USPコンパクト:
    警察等の法執行機関向けモデル。
    服などへの引っかかりを防ぐため、撃鉄は指掛けが欠けている。
    装弾数は9×19mm弾は13+1発、.40S&W弾と.357SIG弾では12+1発、.45AUTO弾では8+1発と、小型化しながらも多弾装を実現している。

  • USPタクティカル:
    特殊部隊向けモデル。
    銃口にサプレッサー装着用のネジを設けた。
    また、ハイ・ターゲティングサイト、マッチ仕様のトリガー、アジャスタブル・リアサイト、エクステンディッド・マガジンプレート、ローデッド・インジケーターなどを備え、射撃時における能力向上が図られている。
    口径は9×19mmと.45AUTOのみ。

  • USPコンパクト・タクティカル:
    コンパクトの銃口にサプレッサー装着用のネジを設けたモデル。

  • USPエキスパート:
    Mk.23を元に開発された競技仕様モデル。
    銃身が5.19インチに延長されている他は、USP タクティカルの装備とほぼ同等。
    ノーマルのUSPと違い、フレームのダストカバー部からスライドが突き出ている。
    9×19mm、.40S&W、.45AUTO弾のバリエーションがあり、それぞれ、18+1発、16+1発、12+1発の多弾数である。

  • USPエリート:
    6.2インチバレルの競技用モデル。
    銃身回りのスライドが延長されて、H&K P2000?に似たデザインの物になっている。

  • USPマッチ:
    競技用モデル。
    競技用に特化したため、射撃時の跳ね上がりを抑制するために銃身前部に大型のバレルウェイト(コンペンセイターではない)を装着している。
    ウエイト以外は、USP タクティカルとほぼ同等。

  • P8:
    ドイツ連邦軍に制式配備された際の名称。9x19mmパラベラム弾を使用。
    ヴァリアント1に相当するが、コントロールレバーの操作が若干異なり、P8では水平状態で発射可能、下げてセーフティーオン、さらに下げてデコッキングされるという、先代制式拳銃であるワルサーP1?に近いものとなっている。
    また、ライフリングはポリゴナルでは無く通常の溝を切ったもので、弾倉は半透明のものを用いている。

  • P10:
    USPコンパクトのドイツ連邦軍制式採用版の名称。ドイツ警察にも採用された。
    小型化された以外にはP8と変わらないが、コンパクトと比べ、グリップ下部が若干斜めに突き出ている。

  • P12:
    USPタクティカル(.45AUTO弾仕様)のドイツ連邦軍制式採用版の名称。
    特殊部隊向けとされる。


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