Last-modified: 2013-02-21 (木) 22:43:27 (3867d)
【USB】 †
Upper Surface Blowing.
かつて、飛行機の短距離離着陸性能を向上させる技術である「パワード・リフト」において試行された手法の一つ。
ジェットエンジンからの排気をフラップの上面に当て、コアンダ効果を利用して斜め下へと放散する。
これによって推力の一部が揚力に偏向し、より低速での離陸を可能とする。
しかし、巡航中も推力が偏向してしまい、速度性能や燃費に悪影響を及ぼすことが致命的な欠点とされ「失敗」の烙印を押されることになった。
実用化されたのはロシアのAn-72シリーズのみであるが、同機も近年の発展型ではUSB方式を廃止している。
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