Last-modified: 2022-10-21 (金) 19:51:23 (38d)

【Ta152】(たんくいちごーに)

Focke-Wulf Ta 152.

フォッケウルフ社が開発した戦闘機で、第二次世界大戦終盤のドイツ空軍で運用された。
「Ta」とは主任設計者であるクルト・タンクの名から。

Fw 190 D-9の発展型のため、機首形状は似通っているが、主要なタイプのTa 152 Hは高高度での飛行性能向上を目的に、翼幅を拡大、アスペクト比?を大きくしており、また胴体や尾翼、その他細部にも差異がある。

快調であれば高高度での性能は優れていたが、開発の遅れから生産数が少ない上、ほとんどの機体は不調だった。

スペックデータ

型式Ta 152 H-1Ta 152 C-1
乗員1名
全長10.82m10.80m
全高3.36m3.38m
翼幅14.44m11.00m
翼面積23.519.5
アスペクト比?8.876.21
翼型翼根:NACA 23015.3
翼端:NACA 23009
-
空虚重量4,031kg4,014kg
全備重量4,727kg5,320kg
最大離陸重量5,217kg-
燃料容量992L(262 US gal)-
発動機ユンカース Jumo 213 E/E-1?
倒立V型12気筒×1基
ダイムラー・ベンツ DB 603 L/LA
倒立V型12気筒×1基
出力離昇1,750PS/1,287kW
離昇2,050PS/1,530kW(MW-50使用時)
1,260PS/940kW(高度10,700m、GM-1使用時)
離昇2,000PS/1,471kW
プロペラユンカースVS-9 3翅定速プロペラ-
最高速度580km/h(海面上、MW 50使用時)
759km/h(高度12,500m、GM-1使用時)
730km/h (高度10,000m、MW 50使用時)
702km/h (高度9,500m)
航続距離2,000km1,140km
上昇限度15,100m(GM-1使用時)12,300m
上昇率20m/s(最大離陸重量時)
25.4m/s(全備重量時)
-
高度到達時間10,000mまで10分6秒10,000mまで13分(GM-1使用)
翼面荷重196.8kg/272.8kg/
馬力荷重323W/kg276W/kg
武装MK 108 30mm機関砲×1門
(装弾数85発)
MG 151/20 20mm機関砲×2門
(装弾数各350発)
MK 108 30mm機関砲×1門
(装弾数90発)
MG 151/20 20mm機関砲×4門
(装弾数150発×2/170発×2)
追加装備-500kg爆弾×1発 もしくは 300L増槽


主な形式

  • Ta 152 A:
    低・中高度戦闘機で、搭載エンジンはJumo 213 A/C。
    H型を優先するために開発中止となった。

  • Ta 152 B:
    戦闘爆撃機型(ヤーボ)で、搭載エンジンはJumo 213 E/J。
    A型と同様の理由で開発中止となった。

  • Ta 152 C:
    中・低高度戦闘機型で、搭載エンジンはDB 603 L/LA(離昇2,000PS)。
    主翼を原型機であるFw 190と同等の幅11m、面積19.5屬里發里箸靴拭H型を優先した後、少数が生産された。

    • Ta 152 C-0:
      一機のみ生産された、初期生産型。

    • Ta 152 C-1:
      武装は翼内のMG 151/20 20mm機関砲×4門、モーターカノンのMK 108 30mm機関砲×1門。

    • Ta 152 C-2:
      改良型無線機を装備する型。

    • Ta 152 C-3:
      モーターカノンのMK 108を高初速の MK 103 30mm機関砲に換装した型。

  • Ta 152 H :
    高高度戦闘型で、最も開発、生産が優先された。
    Jumo 213 E/E-1(GM-1使用時 離昇2,050PS)エンジンを搭載。
    実戦投入されたTa 152は本型式のみであるとされる。

    • Ta 152 H-0:
      翼内燃料タンクを装備しない先行量産型。
      武装は翼内のMG 151/20 20mm機関砲×2門+モーターカノンのMK 108 30mm機関砲×1門。

    • Ta 152 H-1:
      H型の本格量産型。翼内燃料タンクを装備する。
      その他、無線機を改良したH-2のほか、偵察機型のH-10/H-11/H-12等の計画機が存在する。

  • Ta 152 E:
    写真偵察機型。計画のみ。
    エンジンはJumo213Eを搭載。
    E-0/E-1はC型と同様の幅の狭い主翼、E-2はH型と同じ主翼を装備する高高度写真偵察機であった。

  • Ta 152 S:
    タンデム複座の練習機型。C型ベースとH型ベースが計画されたが生産されず。


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