Last-modified: 2020-11-12 (木) 11:35:08 (16d)

【T-7】(てぃーせぶん)

富士 T-7*1*2.

富士重工業(現在のSUBARU)が開発・製作し、航空自衛隊に納入したターボプロップ初等練習機

海上自衛隊T-5KM-2をベースとしたのと同様に、T-3の設計を元にターボプロップを組み合わせたものであるが、細いエンジンタンデム複座のコックピットが相まって細長い外観となっている。
エンジンにアリソン250*3を採用したり、垂直尾翼後退角をつけたりと、T-5との共通点は多い。

T-3をベースとしたため、原設計はT-34のものを引きずっており、諸外国の空軍が使う練習機に比べると旧式感は否めない*4
ただし、これは部品コストの削減が目的であり*5、限られた予算の中で合目的性を追求したものといえる。

t-7_1top.jpg


配備部隊

  • 第11飛行教育団(静岡県・静浜基地)
  • 第12飛行教育団(山口県・防府北基地)
  • 飛行開発実験団(岐阜県・岐阜基地
  • 第1術科学校(整備員の教材、飛行可能)(静岡県・浜松基地

スペックデータ

乗員2名
全長8.59m
全高2.96m
翼幅10.04m
翼面積16.5
翼型root:NACA 23016.5、tip:NACA 23012
空虚重量1,104kg
最大離陸重量1,585kg
エンジンRR 250-B17Fターボプロップ×1基(推力451hp(336kW))
プロペラ3枚翅定速プロペラ(直径2.12m)
最高速度376km/h
巡航速度298km/h(高度915m)
失速速度104km/h(フラップギアダウン)
上昇限度25,000ft
翼面荷重96.1kg/
パワー/マス0.2114kW/kg
離陸滑走距離
(高度15m)
608m
着陸滑走距離
(高度15m)
556m
アビオニクスVHF/UHF無線機、トランスポンダー?、ICS、TACAN



*1 T-5の次に開発されたにもかかわらず、型番が「6」ではなく「7」になった理由としては、空自創設時にアメリカ軍から供与され、1970年に退役したT-6「テキサン」との書類上の混同を避けるためといわれている。
*2 なお、現在までに自衛隊に採用された練習機で、型番が奇数の機体はすべて富士重工業→SUBARUが開発・生産している。
*3 ただし本機のものは450馬力。
*4 本機と競争入札で争ったPC-7?などと明らかな性能差があったため、ピラタス社が防衛庁に説明を求める一幕もあった。
*5 機体は高価であるものの、保守部品が安価なためライフサイクルコストを節減できるとされている。

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