Last-modified: 2016-08-13 (土) 21:08:06 (283d)

【T-50】(てぃーごじゅう)

  1. スホーイMiG-29Su-27の代替として開発している第5世代ステルス戦闘機。
    「PAK FA*1(パクファ)」といわれる*2
    T-50はスホーイでの設計名称で試作機はI-21と呼ばれる。

    設計にはSu-47MiG-1.44の技術を取り入れており、外観はF-22に類似しているが、尾翼やテイルコーン部など各所にSu-27系の名残が見られる。
    主翼は大型のテーパー翼だが、前縁後退角がはるかに大きいため、デルタ翼に近いイメージとなっている。

    レーダーは空中32目標同時捕捉、8目標同時交戦能力を持つ「N036」AESAレーダーのほか、機体の5か所に多目的統合型レーダー・アンテナを搭載*3し、エンジンは推力偏向式ノズルが付いたサトゥールンAL-41ターボファンエンジン(推力14.5t程度)2基を搭載しているが将来的により推力の大きなIzdeliye 30に換装される予定である。
    試作機は2010年1月29日に初飛行し、2016年の配備を予定している。
    ロシア空軍および海軍が採用予定で、輸出ではインド空軍が採用を予定している。

    スペックデータ
    乗員パイロット1名
    全長19.8m
    全高6.05m
    全幅14m
    主翼面積78.8
    翼面荷重330〜470kg/
    空虚重量18,500kg
    全備重量28,800kg
    搭載量20,500kg
    離陸重量
    (通常/最大)
    24,000kg/35,000kg
    燃料容量10,300kg
    エンジンターボファン×2基
    サトゥールン/リューリカ AL-41F1(初期生産型)
    Izdeliye 30(開発中、2期生産型に搭載予定)
    エンジン推力
    (ドライ/A/B使用時)
    931.1kN/147kN(AL-41F1)
    107kN/176kN(Izdeliye 30)
    推力重量比1.19(AL-41F1)
    1.41(Izdeliye 30)
    速度
    (最大/巡航)
    M2.45/M1.7〜M1.8
    航続距離2,000km(機内燃料のみ)
    3,500km(亜音速巡航時)
    5,500km(フェリー時)
    離陸距離300〜400m
    実用上昇高度20,000m
    戦闘行動半径647nm
    ハードポイント機外6ヶ所にパイロンを装着可能。
    固定武装GSh-301-1(9A1-4071K)30mm機関砲×1門
    兵装長距離AAMIzdeliye 810KS-172*4
    中距離AAM:R-77K-77M、K-77ME
    短距離AAM:R-74M2、K-30
    巡航ミサイル:Kh-74M2
    空対地ミサイル:Kh-38M
    空対艦ミサイルKh-35U、Kh-31A/AD
    対レーダーミサイルKh-58UShK、Kh-31P/PD
    爆弾類:KAB-250、KAB-500、KAB-1500
    爆雷:S3V「ザゴン」
    アビオニクスSh121多機能統合型ラジオ電子システム(MIRES)
    N036「ベルカ」レーダー複合体(AESA*5
    L402「ヒマラヤ」電子戦スイート
    101KS「アトール」電子光学スイート
    101KS-Oレーダー警報受信機
    101KS-V (OLS-50M) IRST
    101KS-Uミサイル警報装置
    101KS-Nターゲティングポッド

  2. KAI/Lockheed Martin T-50"Golden Eagle"
    大韓民国の航空機メーカー「韓国航空宇宙工業(KAI)」と米国ロッキード・マーチン社が共同開発した練習機
    1992年から「KTX-2」の名称で開発が始まり、2002年に初飛行した。

    胴体末尾にエンジンノズルを有するブレンデッドウィングボディの機体形状や垂直尾翼と水平尾翼・エアブレーキがノズルにかかるように配置されている点など、機体形状はF-16を小型化したような外見である。
    しかし、練習機として低速時のハンドリングが重要になるため、F-16より各舵面の面積が拡大されており、それぞれの作動レートも大きく設定されている。

    エンジンはF/A-18に搭載されているF404-GE-402?ターボファンエンジンを搭載している。

    今後、韓国空軍のアクロバットチームである「ブラックイーグルズ」への配備分を含む60機が生産される予定である。
    派生型として攻撃機型のA-50(F/A-50)がある。

    スペックデータ
    乗員2名
    全長12.98m
    全高4.78m
    全幅9.17m
    重量6,441kg
    最大離陸重量11,985kg
    エンジンGE F404-GE-102ターボファン×1基
    推力53.07kN(クリーン時)/79.1kN(A/B時)
    最高速度Mach1.5
    実用上昇高度14,630m
    航続距離1,851km

    【派生型】
    • T-50:
      初期生産型。

    • T-50B:
      「ブラックイーグルズ」用の機体。
      スモークオイルタンクやカメラなどのアクロバット用の装備を持つ。

    • T/A-50:
      A-50とも呼ばれるLIFT機*6/攻撃機型。A-50を参照。

  3. 第二次世界大戦中にソ連で開発された軽戦車。
    T-26?軽戦車に代わる歩兵支援用として、45mm砲と中程度の装甲防御力を備えた14t級戦車として開発された。

    本車はT-40?で初めて採用されたトーションバー式サスペンションを搭載し、鋳造砲塔や車長用キューポラ、300馬力のV-4ディーゼルエンジンの搭載などサスペンションの違いを除けばT-34?を小型化したような印象を与える軽戦車であった。

    優秀なサスペンションと高出力エンジンにより最高速度は50km/hを超え、搭載砲も45mm口径と当時の軽戦車としては大きめのものが搭載されており、スペック上は非常に優秀な軽戦車であった。
    しかし、搭載したディーゼルエンジンや車体構造が非常に複雑であったため生産効率が悪く、レンドリース法でイギリスからバレンタイン?歩兵戦車が多数贈られたことやT-60?軽戦車の登場により69両で生産中止となり、ごく少数が部隊配備されたに留まっている。

    スペックデータ
    乗員4名
    全長5.20m
    全高2.16m
    全幅2.47m
    重量14.5t
    懸架方式トーションバー方式
    エンジンV-4 水冷ディーゼルエンジン(出力300hp)
    速度50km/h
    行動距離220km
    武装M1938 45mm戦車砲×1門(弾数150発)
    DT 7.62mm機関銃×1挺
    装甲12mm〜45mm


*1 Perspektivnyi Aviatsionnyi Kompleks Frontovoi Aviatsii:戦術空軍向け将来戦闘複合体(ロシア版JSF)の略。
*2 アメリカ以外の国が作り上げたステルス戦闘機としては当機が初である。
*3 対潜哨戒機等のような大型機はともかく戦闘機ではおそらく世界初。
*4 機外ハードポイントに搭載。
*5 機首に搭載されるN036-1-01、機体側面部とテイルコーンに搭載されるN036B-1-01B、主翼前縁外翼部に搭載されたN036L-1-01で構成される。
*6 戦闘機導入訓練機とも訳される兵器システムの訓練が可能な高等練習機。

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