Last-modified: 2019-09-03 (火) 20:39:32 (78d)

【T-45】(てぃーよんじゅうご)

BAe/Mcdonell Douglas T-45"Goshawk(ゴスホーク)*1"
アメリカ海軍が用いる艦上高等練習機

従来、アメリカ海軍航空母艦での離着艦訓練にT-2中間練習機やTA-4高等練習機を用いていたが、老朽化が進んだため、新しい艦上練習機を要求した。
1978年より「VTX-TS(Next Trainer-Training System)」の呼称で計画開始。
そこで1981年、イギリスのBAeホーク60?練習機を原型とした艦上練習機を開発することが決定された。
既存の陸上機を原型とした艦上機を開発することは極めて異例で、マクダネル・ダグラスとの共同開発となり、マクダネル・ダグラスが主契約社となった。

激しい離着艦に耐えるため、カタパルト離艦用のローンチバーや着艦用のアレスティングフックを追加し、ランディングギアを強化した。
また着艦進入時の安定性を確保するため、主翼には前縁スラットが、水平尾翼にはストレーキが、機体下面にはベントラルフィンが追加され、機体下面にあったエアブレーキは側面に移設された。
さらにエンジン推力が不足したため、アドーアMk.861から同Mk.871に変更されるという大改造が施された。

試作機は1988年に初飛行したが、その後もいくつかの問題が見つかり、海軍への引渡しは1992年となった。

1994年にはグラスコックピット化した改良型のT-45Cが初飛行しており、A型も順次C型仕様に改められている。

スペックデータ(T-45A)

乗員2名(生徒、インストラクター)
全長11.99m
全高4.08m
翼幅9.39m
主翼面積17.7
空虚重量4,460kg
最大離陸重量6,387kg
エンジンRR?/チュルボメカ? F405-RR-401?ターボファン×1基(推力26kN(5,527lbf))
最大速度560kt(1,038km/h、高度8,000ft時)
航続距離700nm(1,288km)
実用上昇限度12,950m
海面上昇率2,438m/min(40.6m/s)
武装通常なし
主翼下ハードポイントに練習用爆弾ラック(Mk.76練習用爆弾×12発を装備可能)、
ロケット弾ポッドドロップタンクを装備可能。
胴体下ハードポイントにはバゲージポッドを装備可能。
アビオニクススミス AN/USN-2(V) 姿勢制御リファレンスシステム*2
ロックウェル・コリンズ AN/ARN-144 VHF無線/計器着陸システム
ハネウェル AN/APN-194 レーダー高度計?
ノースロップ・グラマン AN/ASN-166 慣性航法システム
・ノースロップ・グラマン LN-100G リングレーザージャイロスコープ
・ロックウェル・コリンズ製GPS
・カルマンフィルター
ロックウェル・コリンズ AN/ARC-182 UHF/VHF無線機
ハネウェル AN/APX-100IFF装置


派生型

  • T-45A:
    艦上練習機型の初期生産型。

  • T-45B:
    艦上機としての装備を持たない陸上練習機型。1984年開発中止。

  • T-45C:
    グラスコックピット化や電子装備の改修を行った近代化改修型。
    順次A型を改修する予定。


*1 オオタカの意。
*2 後にBAE/マルコーニ AN/ASN-180ナビゲーションガイダンスシステムに換装。

トップ 編集 凍結 差分 バックアップ 添付 複製 名前変更 リロード 新規 一覧 単語検索 最終更新ヘルプ   最終更新のRSS