Last-modified: 2017-06-13 (火) 18:04:25 (68d)

【T-4(日本)】(てぃーよん(にほん))

川崎 T-4.

川崎重工など国内航空産業メーカー5社が製作した純国産の中等練習機連絡機
それまで航空自衛隊で使われてきた「富士T-1"初鷹"」と「ロッキード/川崎T-33"若鷹"」の代替機として、1989年から配備が開始された。

機体の性能は優秀だが、練習機に特化していて武装パックを装着できず、T-1T-33T-2のように、有事の際に作戦機として転用することは不可能となっている。

T-33は米国製のF-80「シューティングスター」戦闘爆撃機を母体としたもので、一方のT-1は12.7mm重機関銃AIM-9空対空ミサイルを搭載して戦闘機として使えるようになっていた。
また、T-2は設計段階から戦闘機部隊の補助機材としての使用が考慮されており、一部の機体には火器管制装置や20mm機関砲が搭載されていた*1

その愛らしいフォルムから「ドルフィン」と呼ばれ、特に芦屋基地(福岡県)の第13教育飛行隊が装備する機体は、学生用の赤塗装に加え、カラーリングのパターンがブルーインパルスに酷似していることから「レッドインパルス」または「レッドドルフィン」とも呼ばれる。

関連:ブルーインパルス

スペックデータ
乗員2名
全長13.0m
全高4.6m
全幅9.9m
主翼面積21.06
空虚重量3,700kg
最大離陸重量5,640kg
エンジンIHI F3-IHI-30またはF3-IHI-30Bターボファン推力32.7kN)×2基
速度
(最高/巡航)
マッハ0.9/マッハ0.75
海面上昇率3,121m/min
航続距離700nm(最大)
実用上昇限度15,240m

派生型

  • XT-4:
    試作機。飛行試験機4機+地上強度試験機2機が生産された。
    後に飛行試験機は量産化改修を経てT-4に編入された。

  • T-4:
    量産型。

  • T-4(戦技研究仕様機):
    ブルーインパルス用の特別仕様機。
    主な改修として、胴体後方の第3燃料タンクをスモークオイル用に転用*2ラダー・リミッターの制限角度を10度に拡大*3、低高度警報装置を装備している。
    また、バードストライク対策としてキャノピーをアクリルとポリカーボネートの4層構造として、ヘッドアップディスプレイの表示板をガラス製から樹脂製に変更、操縦ケーブルが格納されている主翼前縁部にも防護構造を施している。


*1 支援戦闘機戦闘攻撃機)として作られたF-1は同機を母体としていた。
*2 これに関連して、操縦席のレイアウトが変更され、発煙油の残量計や発煙油ポンプのスイッチ・スモークのON/OFFのトリガーが増設されている。
*3 通常機の制限角度は5度。

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