Last-modified: 2019-04-30 (火) 23:54:16 (138d)

【RQ-4】(あーるきゅうよん)

RQ-4"Global Hawk(グローバルホーク)".

アメリカ空軍等で運用されている無人偵察機UAV)。
1995年から開発が開始され、1998年2月28日に初飛行した。

機体は全幅とアスペクト比?が大きい大型のテーパー翼を持ったグライダーのような形状をしている。
機内には衛星通信用のアンテナと合成開口レーダー(SAR)、電子光学/赤外線(EO/IR)センサーを搭載し、各センサーは広域に渡っての捜索・監視活動が可能で、高解像度のスポット・モードを使用することもできる。

合成開口レーダーはSARストリップ・モードで1m、SARスポット・モードでは30.5cmの解像度を有する。
地上移動目標識別(GMTI)モードでは、20〜200kmの範囲内を最低4ktの速度で飛行し、移動目標の識別を行う能力を有している。

EO/IRセンサーは1mの分解能で約4万平方nmに渡っての捜索・監視活動が可能で、0.3mの分解能で最大1,900のスポット画像を取得する能力を備えている。
目標の探知精度は、CEPが20mとされている。

主な運用者はアメリカ空軍であるが、この他にも海軍航空隊NASAでも運用されている。
また、日本の自衛隊でも25大綱での導入が検討されている。

スペックデータ

タイプRQ-4ARQ-4B Block30/40MQ-4C
全長13.54m14.5m
全高4.62m4.7m
全幅35.41m39.9m
主翼面積50.1-
空虚重量5,148kg6,781kg-
最大離陸重量12,133kg14,628kg
エンジンロールス・ロイス? F137-RR-100(AE3007H)ターボファン×1基
エンジン推力37kN34kN28.89〜39.66kN
巡航速度343kn575km/h
フェリー航続距離22,779km14,001km15,186km
実用上昇限度19,812m18,288m18,000m


バリエーション

  • RQ-4A:
    初期生産型。

  • RQ-4B:
    改良型。
    ペイロードを増やして、全幅を39.9m、全長を14.5mまで大型化した。
    代わりに航続距離は8,700nmiに減少している。

    • block20:
      画像偵察型。

    • block30:
      画像偵察/SIGINT兼用型。

    • block40:
      地上監視/指揮用の最新型。
      MP-RTIP(マルチプラットフォーム・レーダー技術挿入計画)レーダーを搭載。

  • RQ-4D:
    NATOの地上監視機型。

  • RQ-4E「ユーロホーク」:
    RQ-1Bを基にしたドイツ向け電子情報収集型。
    SIGINT用にEADS偵察ペイロードを装備。
    2010年からテスト飛行が行われていたが、航空交通が過密なヨーロッパ空域での安全性確保が困難だと判明し、2013年5月に計画中止となった。

  • EQ-4B:
    戦場空中通信ノード(BACN*1)システムを装備した型。

  • MQ-4C「トライトン」:
    海軍航空隊向け海洋哨戒機型。旧称RQ-4N BAMS*2
    機体構造の強化と氷結や落雷、防錆などの対策が施され、下面のレーダーが可動式となっている。
    電子機器にはAN/ZPY3「MFAS*3」XバンドAESAレーダーやAIS受信機、ESM受信機など洋上監視に最適化されたものを搭載している。
    P-8「ポセイドン」と連携して2018年からグアムに機体配備が開始された。


*1 Battlefield Airborne Communications Node.
*2 Broad Area Maritime Surveillance(広域洋上監視)。
*3 Multi-Function Active Sensor(多機能アクティブセンサー)。

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