Last-modified: 2014-11-28 (金) 20:21:42 (3222d)
【RPK】 †
ソビエト連邦軍→ロシア軍が用いている分隊支援火器。
軽機関銃に分類されることもあるが、実際はAKベースのLSWである。
従来、ソ連軍ではRPDを支援火器として運用していたが、ミニミなどと違って純粋なベルトフィードマシンガンであり、歩兵が用いているAK-47と弾薬の共用はできなかった*1。
そこで、突撃銃がAKMに更新されると、これをベースに開発されたのが本銃である。
延長銃身と二脚を装備、銃床は大型のものに交換されている*2。
また、各部の強度が若干増してある。
弾倉は専用の大容量のものが用意されているが、要するに大型のAK用弾倉であり、AKと共用可能である。
スペックデータ †
種別 | 軽機関銃・分隊支援火器(LSW) |
口径 | 7.62mm(RPK)/5.45mm(RPK-74) |
全長 | 1,040mm(基本型) |
銃身長 | 590mm |
重量 | 5,000g |
ライフリング | 4条右回り |
装弾数 | 30発(AK-47/AK-74マガジン) 40発(RPK専用マガジン) 45連発(RPK-74専用マガジン) 75発(RPK専用ドラムマガジン) |
使用弾薬 | 7.62mm×39弾(RPK)/5.45mm×39弾(RPK-74) |
作動方式 | ガス圧作動 |
発射速度 | 600発/分 |
銃口初速 | 745m/s(RPK,RPKS) 960m/s(RPK-74,RPKS-74) |
有効射程 | 100〜1,000m |
バリエーション †
- RPK:
初期型。
- RPKS:
空挺部隊向けモデル。折畳ストック装備。
- RPK-74:
AK-74と同じく5.45x39mm弾を使用するモデル。
- RPK-74S:
空挺部隊向けモデル。折畳ストック装備。
- RPKM(RPK-203)/RPK-74M:
RPK/RPK-74の改良型で、AK-74Mの分隊支援火器仕様。
プラスチック製の折りたたみ式銃床を標準装備し、銃床右側の本体付近にスイベルリングが存在する。
弾薬はRPKM(RPK-203)は7.62mmx39弾、RPK-74Mは5.45mmx39弾を使用する。
- RPK-201:
RPKシリーズの最新型で、AK-101?に対応した分隊支援火器仕様。
RPK-74M同様ハンドガードやストック、グリップにプラスチックを使い、プラスチック製の折りたたみ式銃床を標準装備。
銃床右側の本体付近にスイベルリングが存在する。
各国のバリエーション †
- ヴィーガーK500:
東ドイツ生産型。RPK-74、MPi-AK-74Nベース。
- M72:
ユーゴスラビア・セルビア生産型。RPK、ツァスタバM70ベース。
- アル・クズ:
イラクでのM72の名称。
- M64:
ルーマニア生産型。RPKベース。
- M93:
ルーマニア生産型。RPK-74ベース。金属製弾倉、旧東ドイツ製の側面折畳ストックを装備。 - M1993:
ルーマニア生産型。RPK-74ベース。金属製弾倉。
- M93:
- アーセナル RPK-7/RPK-5:
ブルガリア生産型。RPK、AK-47ベース。
- LMG:
ブルガリア生産型。RPK、AK-47ベース。5.56mm×45弾仕様。
- LMG: