Last-modified: 2022-01-29 (土) 08:21:26 (600d)
【R-15】 †
Tumansky R-15.
ソ連のツマンスキー設計局?で開発された軸流式ターボジェットエンジン。1950年に開発された。
当初は高高度無人機用のエンジンとして製作されていた(後に計画は放棄された)。
本エンジンは高高度での性能と強い推力が特徴で、推力はアフターバーナー不使用時で73.5kN、アフターバーナー使用時には110kNを誇り、高高度での燃費や速度は1960年代初頭の西側航空機より優れていた。
しかし、低空での燃費が悪いことが欠点であった。
搭載機種はMiG-25のみである。
仕様緒元 †
タイプ | アフターバーナー付きターボジェット |
全長 | 6,264mm |
直径 | 1,512mm |
乾燥重量 | 2,454kg |
圧縮機 | 5段軸流式 |
圧縮比率 | 4.75:1 |
タービン温度 | 942℃ |
最大推力 | 73.5kN(ミリタリーパワー) 100.1kN(アフターバーナー使用時) |
派生型 †
- R-15-300:
初期型。Tu-123「ヤストレブ」ドローンに搭載。
- R-15-300M:
不明。
- R-15B-300:
エンジンの寿命を延ばし、エンジンの電子制御を行った型。
MiG-25P・MiG-25Rに搭載。
- R-15BD-300:
改良型。MiG-25PD・MiG-25PDSに搭載。
- R-15BF2-300:
発展型。Ye-266M(MiG-25Mのプロトタイプ)に搭載。