Last-modified: 2015-05-12 (火) 19:32:02 (683d)

【PS-1】(ぴーえすいち)

新明和・PS-1

1960年代に新明和工業?が開発・生産し、海上自衛隊対潜哨戒機として運用していた飛行艇
1967年に初飛行した本機は、強力なBLC(動力境界層制御)システムと新設計の艇体により高いSTOL性能と凌波性能を示し、飛行艇としては世界最高水準の能力を誇った機体であった。

しかし、本来の用途である対潜哨戒機としての能力は、潜水艦の探知手段が「着水してディッピングソナーを海中に垂らす」という旧態依然とした方式であったことから、(仮想敵であった)ソ連潜水艦の能力向上に対応できたとは言えず、陸上機であるP-2P-3の後塵を拝することになった。
また、機体やエンジンのトラブルが多発し、1989年の退役までに6機が事故で失われ、合計30名もの死者を出すなど、必ずしも成功したとはいえなかった。

結局本機は、1980年に調達打ち切りとなるまでに23機が生産されたのみに留まったが、その後、派生型として捜索救難型のUS-1が開発され、更にこれをベースとして2000年代にはUS-2へ発展していくことになる。

スペックデータ

用途対潜哨戒飛行艇
乗員12名
全長33.46m
全高9.95m
全幅33.15m
主翼面積135.82
自重25,500kg
全備重量43,000kg(水上)
発動機GE/IHI T64-IHI-10Jターボプロップ×4基(出力3,400馬力)
速力
(水平最高)
265kt
航続距離3,820km
実用上昇限度8,660m
海面上昇率713m/min
武装対潜爆雷×6発および短魚雷Mk.44?Mk.46?73式魚雷?)×最大4本、
ロケット弾を搭載可能。

派生型

  • PX-S:
    対潜哨戒飛行艇の試作機。

  • PS-1:
    量産型。23機。

  • PS-1改:
    救難飛行艇の試作機。

  • US-1
    捜索救難型。詳しくは項を参照。


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