Last-modified: 2023-02-03 (金) 18:41:00 (230d)
【OPS-24】 †
海上自衛隊が保有する三次元対空レーダー。
世界初の艦載用アクティブフェイズドアレイレーダー(AESA)であり、あさぎり型護衛艦やむらさめ型護衛艦、たかなみ型護衛艦に搭載されている。
OPS-24は「ちくご」型護衛艦から搭載されてきたOPS-14?の後継となる三次元対空レーダーで、機械式ではあるが、世界にさきがけてフェーズドアレイを搭載している。
使用周波数はOPS-14と同じDバンドで、アンテナは毎分10〜20回転して全周を走査する。
この間に電波ビームを垂直方向に電子走査して、目標の方位、距離、速度並びに高度を算出する。
最大探知距離、同時追尾数は明らかにされていないが、それぞれ200km、50〜60目標程度だと目されている。
搭載艦 †
諸元 †
用途 | 対空レーダー |
開発年度 | 昭和60年(1985年) |
走査方式 | アクティブ・フェーズド・アレイ |
製作・主契約会社 | 三菱電機 |
空中線 | アクティブ・フェーズド・アレイ |
走査速度 | 10〜20rpm |
周波数範囲 | D(L)バンド |
探知距離 | 200km以上 |
構成 | 空中線、励振受信機、目標検出器、信号処理機、ラインフィルタ、分電盤 |