Last-modified: 2014-12-27 (土) 13:22:24 (963d)

【MiG-3】(みぐさん)

Mikoyan-Gurevich Mig-3

第二次世界大戦中に登場した、ソ連空軍の制式戦闘機
有名なアルテム・ミコヤンとミカエル・グレビッチの「ミグ」チームの第1作MiG-1?を原型とする、液冷エンジン装備の高高度戦闘用の高速戦闘機である。

本機はMiG-1のエンジンを過給器付きの「ミクーリン AM-35A」液冷エンジン(出力1,350hp)に換装し、補助燃料タンクを増設して航続距離を増している。
また、キャノピーの後方視界を向上させ、主翼の上反角を増し安定性の向上も行われている。

1941年後期から任務についたが、5,000mあたりの高度ではよい性能を発揮したものの、低空ではドイツ軍戦闘機に比べて操縦性も速度も劣った。
その為、より優れたYak-1?に主力戦闘機の地位を譲って高高度域での戦術偵察機などとして使用され、1943年末には後方部隊へと転属していった。
約3,000機*1が製作されたが、使用していたエンジンの生産中止に伴い本機の生産も終了した。

なお、本機の設計によってミグ・チームはスターリン賞を受賞した。

スペックデータ

乗員1名
全長8.25m
全高3.30m
翼幅10.20m
翼面積17.44
翼型クラークYH
空虚重量2,699kg
運用時重量3,355kg
発動機ミクーリン AM-35A液冷V型12気筒×1基
出力993kW(1,350hp)
速度
(最大/巡航)
640km/h(高度7,800m)/ 505km/h
航続距離820km
実用上昇限度12,000m
上昇率高度8,000mまで12分
翼面荷重155kg/
馬力荷重
プロペラ
0.30kW/kg
固定武装UBS 12.7mm機関銃×1門
ShKAS 7.62mm機関銃×2門(一部の機体は加えてUBK 12.7mm機関銃×2門)
兵装100kg爆弾×2発あるいはRS-82 82mmロケット弾×6発


主な派生型

  • MiG-3:
    MiG-1の改良型。
    安定性を改善し、燃料増加等を実施。

  • MiG-3 AM-38:
    出力強化型。
    エンジンはAM-38(1,600hp)を搭載。

  • MiG-3-82:
    MiG-3の胴体にシュベツォフ M-82空冷星型複列14気筒(1,650hp)エンジンを搭載した型。
    計画のみ。

  • I-211:
    M-82エンジン搭載の改設計原型案。計画のみ。

  • MiG-3U:
    高々度迎撃機型への改良型計画。エンジンはAM-35Aを搭載。計画のみ。


*1 3,300機との説もあり。

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