Last-modified: 2017-06-11 (日) 14:12:32 (70d)

【MiG-21】(みぐにじゅういち)

Mikoyan MiG-21.

旧ソビエトのミグ設計局が開発した小型戦闘機
NATOコードFishbed(フィッシュベッド).

アフターバーナー推力6.5トンのターボジェットエンジンを持つマッハ2級の機体として開発された。
中射程空対空ミサイルが装備できないもののR-13(AA-2「アトール」R-60(AA-8「エイフィッド」)短射程空対空ミサイルGSh-23L 23mm機関砲を装備する。
ベトナム戦争ではアメリカ軍F-4と互角に戦い、その高性能を見せ付けた。

1956年の初飛行以来、コピーを含めると13,000機を越える製造実績があり、中国やロシアでは小規模ながら改良型の生産が続いている。
使用国は旧ソビエトの連邦国を初めとする共産圏が主だが、冷戦期に大量に軍事援助として供与されたため、また冷戦崩壊後には多数の中古が流出したことから、わかっているだけでも40ヶ国近くの国で使用されている。

今となっては相当旧式な部類に入る機体であるが、大量に生産された事による調達の容易さや、旧式ゆえに高度な整備技術が必要がない*1など、小国の空軍においては貴重な戦闘機となっている。
また、MiG-21の運用に慣れた国では独自に改修を施すなどして機体寿命の延長や性能を向上させていることから、当分の間は現役でありつづけると思われる。

関連:MiG-15 MiG-19 殲撃7

MiG-21.jpg

Photo:Russia Air Force

主な戦歴

1960年代:ベトナム戦争
1960年代以降:アフリカ各地での紛争
1960年代〜1980年代:各次中東戦争及び同地域におけるその他の武力衝突
1965年:第二次印パ戦争?
1968年:プラハの春?
1969年:珍宝島事件?
1970年代以降:インドシナ方面での紛争
1971年:第三次印パ戦争
1978年以降:ベトナムによるカンボジア侵攻
1979年:中越戦争?
1979年〜1989年:ソ連のアフガニスタン侵攻?
1980年〜1988年:イラン・イラク戦争
1991年:湾岸戦争
1990年代:ユーゴスラビア紛争?、コソボ紛争等旧ユーゴスラビア地域での内戦や戦争
1990年代後半:エチオピア・エリトリア国境紛争?

その他、多くの紛争や内戦に使われている。

現在の各国での保有数(2003年 推測)

  • アフリカ地域
    • アルジェリア空軍:57機(MiG-21PFM/bis/UB)
    • アンゴラ空軍:19機(MiG-21bis/UB)
    • コンゴ空軍:10機(MiG-21bis/UB)
    • エジプト空軍:40機(MiG-21PF/PFM/MF/UB)
    • エチオピア空軍:29機(MiG-21MF/UB)
    • ギニア空軍:5機(MiG-21PFM/UB)
    • リビア空軍:40機(MiG-21bis/UB)
    • マダガスカル空軍:8機(MiG-21bis/UB)
    • マリ空軍:10機(MiG-21MF/UB)
    • モザンビーク空軍:25機(MiG-21bis/UB)
    • ナイジェリア空軍:12機(MiG-21MF/UB)
    • ウガンダ空軍:6機(MiG-21bis/UB)
    • ザンビア空軍:13機(MiG-21MF/UB)
  • アジア地域:
    • カンボジア空軍:15機(MiG-21bis/UB)
    • インド空軍:235機(MiG-21-93/bis/M/MF/I/FL/UB)
    • 北朝鮮空軍:130〜160機(MiG-21PF/PFM/UB)
    • ラオス空軍:12機(MiG-21MF/UB)
    • シリア空軍:160機(MiG-21PF/MF/bis/UB)
    • ベトナム空軍:120機(MiG-21bis/UB)
    • イエメン空軍:58機(MiG-21MF/bis/UB)
    • イラク空軍:不明(MiG-21MF/bis/UB)
  • 東ヨーロッパ地域:
    • ブルガリア空軍:74機(MiG-21MF/bis/UB)
    • クロアチア空軍:28機(MiG-21bis/UB)
    • スロバキア空軍:44機(MiG-21MF/UB)
    • チェコ空軍:32機(MiG-21MF/UB)
    • ポーランド空軍:103機(MiG-21bis/M/MF/UB)
    • ポーランド海軍:21機(MiG-21bis/UB)
    • ルーマニア空軍:100機(MiG-21M/MF/UB・ランサーA/B)
    • セルビア・モンテネグロ空軍:30機(MiG-21bis/UB)
  • ユーラシア地域:
    • トルクメニスタン空軍:3機(MiG-21)
    • アゼルバイジャン空軍:不明(MiG-21)
  • 北アメリカ地域:
    • キューバ空軍:40機(MiG-21MF/bis/UB)

スペックデータ

ソ連製

前線戦闘機型
形式MiG-21FMiG-21F-13
全長13.46m14.10m
全高4.71m
翼幅7.15m
翼面積23
空虚重量4,819kg4,871kg
通常離陸重量6,850kg7,100kg
機内燃料搭載量1,790l1,900l
発動機ツマンスキー?R-11F-300?ターボジェット×1基
推力5,740kg/f
最高速度2,125km/h
最高速度
(地表高度)
1,100km/h
航続距離
(機内燃料のみ)
1,520km1,300km
航続距離
外部燃料タンク搭載時)
1,580km
実用上昇限度19,000m
固定武装NR-30 30mm機関砲×2門NR-30 30mm機関砲×1門
兵装K-13(R-3/AA-2)AAM×2発K-13AAM×2発
PU-12-40ロケット・ユニット
S-24ロケット弾を装備)
S-5Mロケット弾×12発
32連装ロケット弾ポッド
自由落下型爆弾
ZB-360焼夷弾


迎撃戦闘機型
形式MiG-21PFMiG-21PFMMiG-21S
乗員パイロット1名
全長14.10m
全高4.71m
翼幅7.15m
翼面積23
空虚重量5,150kg-
通常離陸重量7,750kg7,820kg8,150kg
最大離陸重量9,080kg9,120kg-
機内燃料搭載量2,200l2,320l
発動機ターボジェット×1基
ツマンスキー
R-11F2-300
ツマンスキー
R-11F2S-300
推力6,120kg/f6,175kg/f
最高速度2,175km/h2,230km/h
最高速度
(地表高度)
1,300km/h
航続距離
(機内燃料のみ)
1,600km1,300km1,240km
航続距離
(増槽搭載時)
1,900km1,970km1,610km
実用上昇限度19,000m18,000m
最大G8G
固定武装なし
兵装AAM×4発まで
(K-13、R-3S)
AAM×4発まで
(K-13、R-3S、RS-2US(AA-1)
GSh-23 23mm連装機関砲コンテナ
S-24空対地ロケット弾
Kh-66(AS-7)ASM
最大兵器搭載量:1,300kgまで
ハードポイント4ヶ所
AAM×4発まで
(K-13、R-3S、RS-2US)
GSh-23 23mm連装機関砲コンテナ
S-24空対地ロケット
100kgまでの通常爆弾
燃料タンクなど


迎撃戦闘機型
(固定武装あり)
形式MiG-21MMiG-21SMMiG-21MFMiG-21bisMiG-21-93
乗員パイロット1名
全長14.90m14.10m14.90m14.10m
全高4.71m
翼幅7.15m
翼面積23
空虚重量5,350kg5,250kg5,350kg5,460kg
通常離陸重量8,200kg8,300kg8,200kg5,460kg8,825kg
最大離陸重量9,300kg9,400kg9,300kg8,726kg9,600kg
燃料搭載量2,200l2,390l
発動機ターボジェット×1基
ツマンスキー
R-11F2S-300
ツマンスキー
R-13-300
ツマンスキー
R-25-300
推力6,175kg/f6,490kg/f69.60kN(A/B未使用時)
97.10kN(A/B使用時)
最高速度2,230km/h2,175km/h
最高速度
(地表高度)
1,300km/h1,300km/h
航続距離
(機内燃料のみ)
1,050km1,210km
航続距離
(増槽搭載時)
1,420km1,470km2,100km
最大上昇率12,240m/min13,500m/min
実用飛行上限高度17,300m18,000m18,200m17,800m17,300m
最大G8.5G
固定武装GSh-23L 23mm連装機関砲×1門
(弾数200発)
最大兵器搭載量1,300kgまで
ハードポイント4ヶ所
兵装AAM×4発
(K-13M、K-13)
AAM×4発
(K-13M、K-13、K-13R、R-60、R-60M)
中距離AAM:
R-27R1×2発
または
R-77×4発
短距離AAM:
R-73×4発
または
R-60M×6発
UB-16-57
または
UB-32ロケット弾ポッド
S-5を装備)
57mmロケット弾ポッド
または
240mm空対地ロケット
ARM
Kh-25MP?×2発
または
Kh-31P?×1発
ASM
Kh-31A×1発
または
Kh-35
空対地ロケット:
S-5S-8S-13S-24
100kgまでの通常爆弾
燃料タンクなど
500kgまでの爆弾
牽引式AFA電波偵察機器
機関砲コンテナなど
KAB-500KR
レーザー誘導爆弾×2発
100〜500kgまでの爆弾
牽引式AFA電波偵察機器
機関砲コンテナなど


戦術偵察機型
形式MiG-21R
乗員パイロット1名
全長14.10m
全高4.125m
翼幅7.154m
翼面積23
空虚重量5,350kg
通常離陸重量8,100kg
燃料搭載量2,320l
発動機ツマンスキー R-11F2S-300ターボジェット×1基
出力
ドライ/A/B時)
3,950kg/f / 6,175kg/f
最高速度1,700km/h
最高速度
(地表高度)
1,150km/h
航続距離
(機内燃料のみ)
1,300km
航続距離
(外部燃料タンク搭載時)
1,600km
実用飛行上限高度15,100m
最大G8G
武装R-3S AAM×2発
UB-16-57UまたはUB-32ロケット弾ポッド(S-5ロケット弾用)
S-24空対地ロケット×2発
自由落下型爆弾×2発
燃料タンクなど
(のち、GSh-23 23mm連装機関砲コンテナを搭載可能に改修)
偵察コンテナD/N/R各型(昼間写真偵察/夜間写真偵察/電波偵察用)×1基


イスラエル/ルーマニア製

形式MiG-21-2000MiG-21「ランサー」
種別前線打撃戦闘機多用途戦闘機
乗員パイロット1名
全長15.76m
全高4.71m
翼幅7.154m
翼面積23
空虚重量5,350kg
離陸重量
(通常/最大)
8,825kg/10,500kg
最大兵装搭載量1,500kg
ハードポイント5ヶ所
発動機ソユーズ(ツマンスキー)R-25-300ターボジェット×1基
推力
ドライ/A/B使用時)
40.26kN/69.63kN
最高速度マッハ2.10(2,230km/h)
最高速度
(地表高度)
マッハ1.06(1,300km/h)-
巡航速度-946km/h
航続距離1,800km
戦闘行動半径350〜750km
最大上昇率15,250m/min
実用飛行上限高度18,500m
最大G8.5G
固定武装GSh-23L 23mm連装機関砲×1門(弾数200発)
兵装パイソン4AAM
第3・第4世代型レーザー誘導爆弾
誘導爆弾
空対地ロケット弾など
パイソン4 AAM
R-60 AAM
誘導爆弾
空対地ロケットなど


MiG-21の主な種類(«»は製品番号を表す)

ソ連/ロシア/ウクライナ/グルジア/インド/ドイツ/ブルガリア

  • Ye-2:
    MiG-19から発展した後退翼機。
    エンジンはAM-9B(RD-9B)を1基搭載している。

    • Ye-2A:
      AM-11エンジンを搭載した2号機で、主翼上の境界層板が大型化していた。
      採用されず。

  • Ye-4:
    三角翼機の1号機。
    主翼下面に大型の境界層板をつけていた。

  • Ye-50:
    Ye-2の発展型で、AM-9Yeジェットエンジンに加えS-155ロケットエンジンを追加した混合動力機。
    3号機は機首が延長されている。

  • Ye-5:
    Ye-4の発展型。H-5、I-500とも呼ばれた。
    この機体を基にして新型前線戦闘機MiG-21の量産が決定された。

  • Ye-6:
    Ye-5の発展型。
    エンジンを信頼性に乏しかったRD-11からR-11F-300に換装するなどの改修を行った。
    また、2号機は境界層板を外側1枚のみに減じ、機首側面に機体の横滑り時のエンジン失速防止用の空気取り入れ口を設けた。
    3号機では空気取り入れ口が増設されている。
    この3号機を基に最初の生産型であるMiG-21Fが製作された。

    • Ye-6T/3:
      カナードを装備した型。
      のちにはR-3ミサイルの搭載試験に用いられ、その成果はMiG-21F-13の開発に生かされた。

    • Ye-6V:
      不整地での短距離離着陸性能を付加するためにMiG-21F-13を改造した試験機。

  • Ye-66:
    出力向上形のR-11F-200とロケットエンジンを搭載した機体。
    1961年4月28日に34,714mという絶対到達高度の世界記録を樹立した。

  • Ye-7:
    一連のレーダー搭載型の開発名称。

  • Ye-8:
    MiG-21PFの大幅な改良型。R-21F-300エンジン1基を搭載した。
    開発中止。

  • MiG-21F《72》:
    最初期型。武装はNR-30 30mm機関砲を2門搭載。
    後に、MiG-21F-13同様の垂直尾翼の増積や、R-3(K-13)空対空ミサイルの運用のための改修が行われた機体もある。

  • MiG-21F-13《74》:
    レーダーを装備していない昼間戦闘機型。
    R-3S空対空ミサイルを運用可能だが、固定武装のNR-30 30mm機関砲を1門に減らしている。

  • MiG-21P:
    TsD-30T全天候レーダーを搭載する迎撃戦闘機型の初期型。
    生産されなかった。

  • MiG-21PF《76》:
    TsD-30TP(RP-21)レーダーを装備した全天候戦闘機型。
    代わりに固定武装であった機関砲は廃されている。

  • MiG-21FL《77》:
    インドでのライセンス生産型。
    R-11F-300エンジンとR-2Lレーダーを搭載。
    基本的にはPFM(初期型)の輸出仕様機であるが、吹き出しフラップがないなどPF型との中間的機体構造を持っている。

  • MiG-21PFS《94》:
    PF型に主翼フラップの吹き出しを加え、離着陸距離が短くなった型。
    R-11F2S-300エンジンを搭載。

    • MiG-21SPS:
      PFS型の東ドイツでの正式名称。

    • MiG-21SPS-K:
      SPSの東ドイツでの改修型。PFM型に準じた仕様とした。
      PFM型以降の発展型と同様、機関砲コンテナを搭載可能。

  • MiG-21PFM《94A》:
    レーダーをTsD-30TP(RP-21)に新型化し、GP-9機関砲が装備されたPFSの改良型。

  • MiG-21PFM《94H》:
    後期型で吹き出しフラップを備えた初期のMiG-21の主要生産型。
    射出座席をKM-1に変更し、機関砲コンテナの搭載能力が付加された。
    なお、射出座席の変更に伴い風防はそれまでの前開きのワンピース型から横開きのツーピース型に変更されたが、ワンピース型同様に上方へやや膨らみをもった形状のものと上辺が直線的でリアビューミラーを装備したものとがある。

  • 23-31(Ye-7PD/MiG-21PD):
    PFMの改設計型でVTOL研究機。
    主脚は固定式で、リフトエンジンを2基搭載する。
    本機をベースに23-01(MiG-23PD 、NATOコード「フェイスレス」)が製作されたが採用されなかった。

  • MiG-21R《94R/03》:
    前線偵察機型。
    背部燃料タンクを大型化し、主翼下パイロンを増設、胴体下面にセンサーポッドを搭載した。

  • MiG-21RF:
    R型の輸出型でコックピットの下に偵察カメラを積んだ型。
    偵察ポッドも搭載できる。

  • MiG-21S《95》:
    燃料容量を増大し、パイロンを2個増設した第3世代型。
    新型のRP-22「サプフィール22」レーダーとR-11F2S-300エンジンを搭載。

  • MiG-21SM《15》:
    S型の改良型。
    エンジンをP-13-300に強化し機関砲GSh-23 23mm機関砲にした。
    MiG-21シリーズの中で最も多くの機体が製作されたとされる。
    MiG-23などの主力戦闘機が登場した後は戦闘爆撃機として使用された。

  • MiG-21I「アナローク(A-144)」:
    Tu-144の開発のためにMiG-21Sの胴体を利用して製作された試験機。
    無尾翼オージー翼を採用している。

  • MiG-21M 《96》:
    SM型のダウングレード輸出型。
    電子機器能力が落とされ、レーダーは一世代前のRP-21ML、エンジンはPFM型と同じR-11F2S-300を搭載している。
    インドでもライセンス生産された。

  • MiG-21MA《96A》:
    改良型。
    単にMiG-21Mとも呼ばれる。

  • MiG-21MF《96F》:
    SMの輸出型。
    輸出型ではあるがRP-22「サプフィール22」レーダーやR-13-300エンジンを搭載するなど、ダウングレードはされていない。
    ワルシャワ条約機構各国で主力機となった。

  • MiG-21MF-75《63》:
    MF型の改良型。
    システムが若干近代化されている。

  • MiG-21MFR:
    老朽化したR型の代替としてMF型を改修した戦術偵察機型。
    R型で運用されていた偵察コンテナを運用できるようにした。
    しかし、老朽化により早期に退役している。

  • M-21/M-21M:
    PF型やPFM型を改修した無人航空機型。
    ソ連時代後期、標的機や各種試験機として多数が試験や訓練に使用された。

  • MiG-21SMT《50》:
    SM型の改良型。
    胴体背部に大型の燃料タンクを装備し、ふくらみが大きくなっている。
    そのため機体バランスが崩れてしまった為、ST型に改修された。

  • MiG-21ST:
    SMT型の改修型。

  • MiG-21MT《96T》:
    M型の発展型。
    エンジンはR-13F-300を搭載。
    装備等はMiG-21MFと同様である。

  • MiG-21bis LAZUR《75A》:
    エンジンやレーダーを強化したSM型の能力向上型。
    エンジンはR-25-300を搭載。

  • MiG-21bis SAU《75B》:
    ソ連での最終生産型。
    改良された電子機器を搭載した。

  • MiG-21bis《75》:
    インドでのライセンス生産型。FCSレーダーはRP-22型を搭載。

  • MiH-21bis:
    ウクライナで開発された海外向け近代化改修型。

  • MiG-21U-400《66》:
    複座型の初期生産型。
    高等練習機としての運用の他、様々な試験用途にも使用された。
    NATOコードは「モンゴルA」。

  • MiG-21U-600《67》:
    改良型。
    垂直尾翼が大型化されるなどしている。
    «66»と«67»はどちらも単に「MiG-21U」と称されることも多い。

  • MiG-21US《68》:
    U型の電波受信部などを変更し、吹き出しフラップとKM-1射出座席を追加した型。
    生産半ばから後席に前方視界確保のためのペリスコープが追加された。
    NATOコードは「モンゴルB」。

  • MiG-21UM 《69》:
    複座型の最終型。機体フレームや電子機器、エンジンをMiG-21MF相当としている。

  • MiG-21K:
    ロシアによるSM型の近代化改修型。
    R-27RR-73を運用可能とするなどした。
    M/MF型を運用する国やMiG-21bisを運用する国へ提案されたが、受注に失敗し計画は破棄されてしまった。

  • MiG-21UPG/MiG-21-93:
    ロシアのミグが開発したMiG-21bisの近代化改修型。
    アビオニクスを改修した他、HUDチャフフレアディスペンサーを追加装備。
    レーダーは「コピヨー21I」を搭載する。
    この改修により、R-77 RVV-AE(AA-12「アッダー」)R-73(AA-11「アーチャー」)のような空対空ミサイルKh-31P(AS-17P「クリプトン」)?などの空対地ミサイルKAB-500Kr?TV誘導爆弾等を運用出来るようになった。
    現在ではインドが既にロシアと契約を交している。

  • MiG-21 BISON:
    インドでのMiG-21-93の採用名称。

  • MiG-21-93I:
    MiG-21-93の派生型。

  • MiG-21-98:
    MiG-21-93の派生型。

ルーマニア/イスラエル/クロアチア

  • MiG-21RFM:
    ルーマニアでのMiG-21PFの名称。

  • MiG-21RFM-M:
    ルーマニアでのMiG-21PFMの名称。

  • MiG-21-2000:
    イスラエルIAI社による近代化改修型。
    MiG-21-93と同等の改修がされているが、アビオニクスは西側規格である。

  • MiG-21M/MF ランサー1/ランサーA:
    MiG-21-2000の技術を用いたルーマニア軍所属MiG-21M/MFの近代化改修型。
    対地攻撃用に使用され、アビオニクスはエルビット社・アエロスター社が担当。
    ライトニング目標指示ポッドや精密誘導兵器の搭載が可能となった。

  • MiG-21UM ランサー1/ランサーB:
    ランサーA規格に準じたルーマニア軍所属MiG−21UM/USの近代化改修型。
    ランサーAの機種転換訓練機として使用され、性能はランサーAと変わらない。

  • MiG-21M/MF/MF-75 ランサー2/ランサーC:
    ランサーA規格に準じたルーマニア軍所属MiG-21M/MF/MF-75の近代化改修型。
    防空任務用に適した仕様とされ、R-73パイソン3マジック2短射程空対空ミサイルを搭載できる。

  • ランサーIII:
    エルビット社・アエロスター社が現在提案しているMiG-21bisの近代化改修型。

  • L-17D/MiG-21bisD:
    クロアチアのMiG-21bis LAZURをランサー3規格に改修した簡易型。

  • MiG-21UMD:
    ルーマニアがクロアチアのMiG-21UMを近代化改修した型。

ユーゴスラビア/セルビア・モンテネグロ/セルビア

  • L-12:
    ユーゴスラビアでのMiG-21F-13の名称。

  • L-14:
    ユーゴスラビアでのMiG-21PFMの名称。

  • L-14i:
    ユーゴスラビアでのMiG-21Rの名称。

  • L-15:
    ユーゴスラビアでのMiG-21Mの名称。

  • L-16:
    ユーゴスラビアでのMiG-21MFの名称。

  • L-17:
    ユーゴスラビア軍?使用の型。
    性能面はMiG-21bis LAUZERとほぼ同じだがチャフフレアディスペンサーを追加装備している。

  • L-17K:
    ユーゴスラビアでのMiG-21bis SAUの名称。

  • NL-12:
    ユーゴスラビアでのMiG-21Uの名称。

  • NL-14:
    ユーゴスラビアでのMiG-21USの名称。

  • NL-16:
    L-17の複座型。
    性能面はMiG-21UMと同じ。

チェコスロバキア/チェコ

  • S-106:
    チェコスロバキアでのライセンス生産型。

  • MiG-21MFN:
    MiG-21MFのNATO仕様改修機。
    2005年まで運用(JAS39?に代替)。

フィンランド

  • MiG-21F-13:
    フィンランドでの独自改修型。
    MiG-21bisの導入後は偵察機へと改修された。

  • MiG-21bis:
    フィンランドでの独自改修型。

中国/パキスタン

  • 西安殲撃7(J-7)
    F型の中国でのコピー型。
    詳しくは項を参照。

  • 殲撃8(J-8)
    J-7を基にした発展型。
    詳しくは項を参照。

  • 殲撃8II(J-8II)
    J-8の発展型。
    詳しくは項を参照。

  • 殲撃9(J-9)?
    J-8と同時期に計画された発展型。
    計画中止。

  • FC-1「梟龍」(スーパー7/ 殲撃9(J-9))/JF-17「サンダー」?
    J-7を発展させた輸出用戦闘機。JF-17はパキスタンでの呼称。
    詳しくは項を参照。


*1 ルーマニアやブルガリアでは、本機よりも新しいが故に整備の難しいMiG-29MiG-23を退役させてまで本機を残している。

添付ファイル: fileMiG-21.jpg 3551件 [詳細]

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